Linux Mint 22.1 on Let's Note QV1

Let's Note QV1 で Ubuntu を 20.04LTS から 24.04LTS にアップグレードしたら Wifiが使えませんでした。 ノートで Wifi が使えないのはなかなか致命的なのでどうにかならないかと探していたら、 Linux Mint なら大丈夫との情報をちらと見たので Live USB を作って試してみました。 すると Wifi (eduroam) 接続までできたのでインストールしました。

Windows とのデュアルブートにしています。 Linux しかインストールしない、という場合は「Windows側の準備」は必要ありません。

Windows 側の準備

Windows とデュアルブートにしている場合、Windows側で BitLocker を無効にしないと Linux Mint をインストールできないらしいのでトライしました。

コントロールパネル

コントロールパネルの検索から BitLocker を探すとすでに有効にはなっていませんでした。

グループポリシーエディター

  1. 「Win+R」 を押して、「gpedit.msc」 とタイプして 「OK」をクリック
  2. 「コンピュータの構成」→「管理用テンプレート」→「Windowsコンポーネント」→「BitLockerドライブの暗号化」 に行き、「固定データドライブ」をクリックする。
  3. 「BitLockerで保護されていない固定ドライブへの書き込みアクセスを拒否する」をダブルクリック
  4. 「無効」をえらんで「OK」を押す

コマンドプロンプト

  1. 左下の検索穴に cmd と入力し、「管理者として実行」を押す
  2. プロンプトに manage-bde -status とタイプし結果を確認する
  3. Cドライブの Bitlocker を解除するならば manage-bde -off C: とタイプする
  4. しばらくするとmanage-bde -status で出力される「暗号化された割合」が「0%」になる
最後の作業で BitLocker が解除になったようです。

Linux Mint インストール

インストールUSBメモリの作成

iso イメージは公式サイトからダウンロードし、 SHA256sum をチェックしておいてください。 インストールUSBの作成方法はUbuntuと同様です。

インストール

  1. インストール先PCのBIOSをいじって USB からブートするようにします。
  2. インストールUSBメモリを PC に挿して起動します。
  3. インストーラーに従ってインストールします。

強制再起動の呪文

Alt + PrtSc (Fn と同時押し) を押しながら r, s, e ,i, u, b を少し長めに押す。

インストール後の設定

ユーザ追加、sudo へ追加

ユーザの追加は adduser でできます。最もシンプルには次のコマンドです。 USERNAME は追加するユーザネームに変更してください。
sudo adduser USERNAME
USRENAME を sudo に追加するには次のコマンドです。
sudo gpasswd -a USERNAME sudo

Update と Upgrade

Ubuntu と同様に、sudo 権限を持っているユーザで
sudo apt update
sudo apt upgrade
をします。

Caps Lock を Ctrl に

  1. 設定 -> キーボード -> レイアウト -> (右下の)オプション
  2. 「Caps Lock behavior」 をクリックして 「Make Caps Lock an additional Ctrl」を選ぶ
別解として二つ目で「Ctrl position」をクリックして「Caps Lock を Ctrlとして扱う」や 「Ctrl と Caps Lock を入れ替える」などもあります。

/etc/hosts.allow

とりあえず全部遮断します。必要に応じて許可を与えるスタイルです。
/etc/hosts.allow
ALL : ALL : deny

タッチパッド

反応速度を上げたい場合は以下のように設定する。
  1. 「設定」->「マウスとタッチパッド」
  2. 「マウス」タブ and/or「タッチパッド」タブの「速度」を「速め」に振る

デフォルトシェルの変更

シェルは好みで使い分けてください。例えば tcsh に変更するなら以下の通りです。
  1. 現在のシェルを確認する
    echo $SHELL
  2. tcsh をインストールする
    sudo apt install tcsh
  3. tcsh のパスを調べる
    which tcsh
    /usr/bin/tcsh になっているはずです。
  4. chshする
    chsh -s /usr/bin/tcsh
    別のユーザ(USER)のシェルを変更する場合:
    chsh -s /usr/bin/tcsh USER
  5. 自分のシェルを変更した場合、反映のためいったんログアウトしてログインし直す

eduroam設定

  1. 画面右下のネットワークアイコンをクリックして「無線」を on にする
  2. 接続したい SSID を選ぶ
  3. パネルがでるのでもう一度接続したい SSID を選ぶ
  4. 設定パネルの入力はUbuntuと同じでOK
    Wi-Fi security: WPA & WPA2 Enterprise
    Authentication: 保護付きEAP (PEAP)
    Anonymous identity:
    Domain:
    CA証明書: Security_Communication_RootCA2.crt
    (/usr/share/ca-certificates/mozilla/Security_Communication_RootCA2.crt にある)
    CA証明書のパスワード:
    PEAP version: 自動
    Inner authentication: MSCHAPv2
    Username: (あなたのeduroam ID)
    パスワード: (あなたのeduroam パスワード)

日本語入力 (Fcitx5)

インストール
sudo apt install fcitx5 fcitx5-mozc --install-recommends
設定
im-config -n fcitx5
確認(以下のように出ればOK)
cat ~/.xinputrc
# im-config(8) generated ....
run_im fcitx5
一度ログアウトしてからログイン
入力切替(日本語と英語の切り替え)
fcitx5-configtool
「グローバルオプション」タブの「入力メソッドの切り替え」の右をクリックして好きなキーアクションを入力する。 Ctrl は、Caps Lock を追加 Ctrl にした方ではなく、オリジナルの方でやるといいらしい。

C++環境

デフォルトで cc/c++/make が入っていました。 C++ライブラリもインストールします。

Boost

sudo apt install libboost-all-dev

Eigen3

sudo apt install libeigen3-dev

LaTeX 環境構築

sudo apt install texlive-latex-extra
以下がインストールされる
dvisvgm fonts-lato fonts-lmodern fonts-texgyre javascript-common libapache-pom-java libcommons-logging-java libcommons-parent-java libfontbox-java libjs-jquery libpdfbox-java libptexenc1 libruby3.0 libteckit0 libtexlua53 libtexluajit2 libtk8.6 libzzip-0-13 lmodern preview-latex-style rake ruby ruby-net-telnet ruby-rubygems ruby-webrick ruby-xmlrpc ruby3.0 rubygems-integration t1utils tex-common tex-gyre texlive-base texlive-binaries texlive-fonts-recommended texlive-latex-base texlive-latex-extra texlive-latex-recommended texlive-pictures texlive-plain-generic tipa tk tk8.6

・apt でインストールできる LaTeX パッケージの種類
・下に行くほど上位互換(内容豊富)だがディスク容量を必要とする
・だいたいのユーザは texlive-latex-extra でいいとかなんとか

sudo apt install texlive-publishers
論文を出している出版社指定のスタイルファイルが入ります。 ただし revtex は 4.1 のもよう。

インストールされるLaTeXコンパイラ

which コマンドでひっかかる LaTeX コンパイラは次の通り(他にもあるかも)。 カッコ内は man による説明です。
LuaTeX はスクリプト言語 Lua が使える TeX で、 ptex 系よりも新しくかつ pdftex の後継とのことです。 documentclass を jsarticle から ltjsarticle に変えたり、 color/graphics/hyperref packages における dvipdfmx ドライバオプションが不要になったり (DVIを経由せずにPDFを作るため)と、ソース書式の上でも違いがあるようです。

日本語対応

sudo apt install texlive-lang-cjk texlive-fonts-extra
これで platex もインストールされるようです。 今まで通り document class を jarticle や jsarticle にして、 platex file.tex から dvipdfmx file.dvi をすると file.pdf が作成されます。
しかし document class を ltjsarticle にして luatex file としても undefined control sequence とエラーが出てコンパイルできません。 texlive-luatex をインストールすると吉という情報がありましたが、 インストールしても解決しませんでした。

Emacs

インストール

sudo apt install emacs

AUCTEX (TeX入力支援)

sudo apt install auctex

aspell (スペルチェッカー)

sudo apt install aspell aspell-en
magemagick
~/.emacs.d/init.el

(setq-default ispell-program-name "aspell")
(with-eval-after-load "ispell"
(setq ispell-local-dictionary "en_US")
(add-to-list 'ispell-skip-region-alist '("[^\000-\377]+")))
(add-hook 'latex-mode-hook 'flyspell-mode)

その他アプリケーション

pdftk

sudo apt install pdftk-java
pdfをページごとに抜き取ったり追加したりできます。

ImageMagick

sudo apt install imagemagick
図のフォーマット変換などができます。

Inkscape

sudo apt install inkscape
お絵描きソフトです。

ssh

リモートログインで使う場合は openssh-server のインストールが必要です。
sudo apt install openssh-server
インストールされたことの確認です。
systemctl status ssh
sshd をスタートします。
systemctl start ssh
systemctl status ssh
OS起動時に自動で sshd が起動するようにします。
systemctl enable ssh

参考:

LinuxMint バージョンのupgrade

ここの記述は未確認です。

GUI

公式では GUI での作業が推奨されているそうです。
  1. アップデートマネージャ起動(画面の右下にある盾のアイコン)
  2. メニュー -> 編集 -> Linux Mint XXXX にアップグレード
  3. timeshift によるバックアップ(必要なら)
  4. 再起動

CUI

まずは mintupgrade をインストールします。
sudo apt install mintupgrade
次に upgrade 作業に入ります。
  1. パッケージを最新に更新
    sudo apt update
    sudo apt upgrade -y
    sudo apt dist-upgrade -y
  2. バックアップ
    sudo timesift --create --comments "Any comments"
  3. アップグレードのシミュレーション
    sudo mintupgrade check
  4. シミュレーションで問題なければダウンロード
    sudo mintupgrade download
  5. さらに問題なければアップグレード
    sudo mintupgrade upgrade