ブート可能なUSBメモリ作成
Ubuntu Desktop のダウンロード
Ubuntu Desktop のインストールイメージは公式サイトからダウンロードできます。
本家に行った場合は、欲しいバージョンのディレクトリをクリックし、
ubuntu-xx.yy.z-desktop-amd64.iso など、拡張子が iso のファイルをダウンロードします。
xx.yy.z はバージョン番号が入り、".z" はない場合もあります。
ダウンロードできたら、ファイルが正しいか検証します。
sha256sum ubuntu-xx.yy.z-desktop-amd64.iso
文字・数字列が出てくるので、
本家(英語)サイト
で先の手順と同様にダウンロードしたバージョンのディレクトリまで行きます。
「SHA256SUMS」というファイルがあるので、これに書かれた文字列と一致するかチェックします。
ISOファイルをブート可能なようにUSBにコピーする
いろいろやり方があるようですが、ここでは dd コマンドを使った方法を示します。
ただし操作を間違うと作業を行っている PC が壊れるので慎重に操作してください。
- ISOファイルをコピーする USBメモリを用意する。容量はISOファイルサイズが入るものを用意してください。
- USBを作業用PCに差し、FATでフォーマットする。
- Ubuntu なら「ディスク」というソフトを立ち上げると、左側に USB が見えます。
- 「ボリューム」とある欄の下に「■」マークがあるので、これを推してアンマウントします。
- 次にその右にある「⚙️」(2個)のマークを推して「パーティションを初期化」します。
- 「ボリューム名」は適当に入力します。「タイプ」は FAT を選択します。
- 実行すればフォーマット完了です。
- ddでISOイメージをUSBにコピーする。
- 先の「ディスク」の左欄で、目的の USBメモリを選択する。
- 右欄の「デバイス」を見て、デバイス名を確認する (/dev/sdb など)
- ddでコピーする。ISOファイルはカレントディレクトリにあるとします。
dd if=ubuntu-xx.yy.z-desktop-amd64.iso of=/dev/sdb bs=4M status=progress
sync
/dev/sdb とは限らないので、各自のシステムに合わせてください。
ここで間違うと、既存システムにダメージを与えかねません。
USBからのブート方法
基本的な流れは
- インストール先のPCで BIOS をいじって USB からブートできるようにする
BIOS への入り方はメーカーによりけりです。
起動時に(メーカーロゴが出る前から)、ESC とか F2 とか F10 とかを連打します。
例えば以下のようだそうです。
- Panasonic: F2
- HP: F10 で BIOS, F9 でブートメニュー
BIOS に入れたら
- boot configuration
- boot の順番(優先順位)
などの項目をいじって、USB から起動できるようにし、Save and Exit で起動しなおします。
- Secure boot がオンだと USB からブートしない、という情報もあるようですが、よくわかりません。