gnuplot3.7 では、plusというパッチがあって 簡単に数式を含んだ図を eps として作成することができました。 しかし gnuplot4.xx には plus パッチが公開されていない(らしい)ので、 別の手を考えないといけません。 ここでは、ターミナルタイプ epslatex を使った方法を紹介します。

eps と tex の作成

gnuplot を起ち上げて、terminal タイプを epslatex にしてから 図をeps ファイルに出力します。

% gnuplot gnuplot> set terminal epslatex gnuplot> set output "hogehoge.eps" gnuplot> set xlabel 'x-axis-label' gnuplot> set ylabel 'y-axis-label' gnuplot> plot sin(x) gnuplot> quit

これで、hogehoge.eps と hogehoge.tex という二つのファイルが作成されます。 hogehoge.eps は軸の名前などがない図だけのファイルで、 hogehoge.tex は軸の名前などだけを格納したファイルです。

tex の編集

上で作った hogehoge.tex を好きなように編集します。 例えば、x-axis-label と書いたところに x軸のラベルを LaTeX 書式で数式を書きます。

eps と tex を合わせる

hogehoge.eps と編集した hogehoge.tex を別の tex ファイルで一つにまとめます。 例えば、herohero.tex というファイルを次のように作ります。

\documentclass[a4paper,12pt]{article} \usepackage{graphicx} \pagestyle{empty} \begin{document} \begin{figure}[htbp] \input{hogehoge} \end{figure} \end{document}

できたら、herohero.tex をコンパイルして herohero.dvi を作り、 dvips で eps を作ります。

% platex herohero.tex % dvips -E herohero.dvi -o herohero.eps

できあがった herohero.eps には、LaTeXで書いた数式が埋め込まれています。

参考サイト

gnuplot tips