SSH の項で述べたように、 telnet や rlogin はセキュリティー上好ましくありません。 うかつに使ったりしないように、 始めからデーモンを起ち上げないように設定しておきましょう。
いじるファイルは /etc/inetd.conf だけです。 inetd.conf とは何か、については デーモンとは を参照してください。 このファイルには、ブート時に自動的に起ち上げるべき デーモンがリストされています。 起ち上げないデーモンはコメントアウト(行の先頭に # を付ける) すればOKです。例えば、以下のようです。
/etc/inetd.conf #ftp stream tcp nowait root /usr/libexec/ftpd telnetd -l #telnet stream tcp nowait root /usr/libexec/telnetd telnetd ....
/etc/inetd.conf の中でコメントアウトして起ち上げないようにした方がよ いであろうデーモンのリストを挙げておきます。これがすべてではありません。 いらないデーモンは可能な限りコメントアウトするといいでしょう。
一番左の行 デーモン名 ftp ftpd telnet telentd shell rshd login rlogind finger fingerd
/etc/inetd.conf を書き変えたら、inetd を起ち上げ直します。 もっとも簡単な(だけどお手軽じゃない)方法は、再起動です。 再起動をしたくない場合は、inetd に HUP シグナルを送ります。
# kill -HUP `cat /var/run/inetd.pid`