SSH は、リモートホストにログインする時に 安全に通信できるアプリケーションです。
SSH には、大きく分けて、SSH1 や SSH2 などの系統と、
OpenBSD が開発している OpenSSH 系統の2種類があります。
FreeBSD 4.x では OpenSSH がデフォルトで入っています。
rlogin や telnet などの r 系通信コマンドは、 通信内容はもとよりログイン時に打ち込んだパスワードを 平文(ひらぶん)のままネットワークに流します。 つまり、盗聴されると(簡単にできるらしい) パスワードがバレてしまいます。ところが、SSH が提供する slogin はパスワードや通信内容を 暗号化して流すので、たとえ盗聴されても簡単にはバレません。
SSH は安全なだけではなく、実用的でもあります。 例えば、リモートホストから kterm ウィンドウを 手元のマシンのディスプレイに表示させるためには、 単にコマンドラインで kterm と打つだけです。 telnet などでは xhost だの setenv DISPLAY だの しなければならなかったことを考えると、 とても簡単です。トラブルシューティング
リモートホストに ssh で入って、ローカルホストに X のウィンドウを 表示させようとしてできなかった場合、 次の原因と対処が考えられます。
- tcp wrappers による規制
/etc/hosts.allow に、sshdfwd-X11: の行に ローカルホスト名を指定します。- オプションを付けて、ssh -X とする