LAN に直接つなげることができるホストを、 ネットワークに接続するための設定です。 設定すべきファイルは、次の二つのみです。
設定の際には、以下の項目が必要になります。 管理者に聞くなどして、事前に調べておいて下さい。
DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol、自動的に設定される) を使う場合は、特に必要ありません。
項目 仮定するもの 設定すべきファイル ホスト名 foo.hogehoge.ac.jp /etc/rc.conf ホストマシンの IP アドレス 123.45.67.0 /etc/rc.conf ネットマスク(netmask) 255.255.255.0 /etc/rc.conf ネットワークカードのデバイス名 ed0 /etc/rc.conf デフォルトルータ(gateway) の IP アドレス 123.45.67.254 /etc/rc.conf ドメイン名 hogehoge.ac.jp /etc/resolv.conf ネームサーバ の IP アドレス 123.45.67.253 /etc/resolv.conf ちょっと解説
netmask とは、IP アドレスのどの部分までがネットワーク部分であるかを 指定するものです。255.255.255.0 ならば、 残りの 256 個がひとつのカタマリとして扱われます。 プライベートネットワークを作ると、255.255.255.192 などのこともあります。 このときは、残りの 64 個がひとつのカタマリとなります。
FreeBSD 3.x-RELEASE では、デフォルトの設定は /etc/defaults/rc.conf に書かれるようになりました。 デフォルトの設定から変える必要があるとき、 変更すべき項目のみ /etc/rc.conf に書き込みます。 実際には、/etc/defaults/rc.conf に /etc/rc.conf を 上書きする形で使用されます。
/etc/rc.conf
ifconfig_ed0="inet 123.45.67.0 netmask 255.255.255.0"
defaultrouter="123.45.67.254"
hostname="foo.hogehoge.ac.jp"
なお、DHCP を使う場合は、 上の3行はすべて消して(もしくはコメントアウト(行先頭に #)して)、 次の1行を追加する。
/etc/rc.conf
ifconfig_ed0="DHCP"
/etc/resolv.conf の設定は、FreeBSD 2.x-RELEASE の時と同様です。
/etc/resolv.conf
domain hogehoge.ac.jp
nameserver 123.45.67.253
何らかの都合で /etc/rc.conf のネットワーク設定を変更することが あるかもしれません。リブートせずにその設定を反映するには、次のようにします。/etc/netstart で IP アドレスなどの情報を、 hostname でホストの名前を更新しています。
# /etc/netstart
# hostname (新しいホストネーム)