情報幾何学は確率分布関数のパラメータを点とみなす空間の上での幾何学であり、 主に情報工学を念頭において発達してきた。この情報幾何学をベースに して平衡統計力学の幾何学的理論の構築が行われた。今回の発表では その非平衡系への拡張の試みを議論する。