強い周期外力の下で観測される応答の時間振動の対称性の 破れは動的相転移と呼ばれ、強磁性体や化学反応系などを 中心に研究がおこなわれている。 本研究では、Ginzburg-Landau方程式に周期的な外力を加えたモデルを 解析し、回転外力下ではカオス振動への動的相転移が発生する可能性を示した [1]。 本セミナーでは、さらに素子を拡散結合した場合に見出される 多様なパターンを紹介する。 [1] N. Fujiwara, T. Kobayashi, and H. Fujisaka, Phys. Rev. E 75, 026202 (2007).