Ubuntu 22.04LTS on Let's Note QV1

Let's Note CV-QV1 を Windows 10 と Ubuntu 22.04LTS のデュアルブートにしました。

インストール先のストレージ(SDD)にあるデータが消失するリスクがありますので、 作業の前に必要なデータをバックアップすることをお勧めします。

参考サイト

Windowsでの準備

セットアップ

電源を入れて、ガイドに従ってセットアップします。

リカバリーディスクの作成

USB まはた DVD-R(or DVD+R) を用意します。 DVD 1層の場合は4枚必要(機種によります)です。 USBの場合は 32GB 以上が推奨されていました。

作成の仕方
[ウィンドウズマーク] - [Panasonic PC リカバリーディスク作成-ユーティリティ]
を起動して指示に従う。詳しくはPC付属のマニュアルをご覧ください。

Windows Update

デフォルトでは Windows 10 です。 更新プログラムをインストールして最新版にしておきます。

Windows 11 への Upgrade (オプション)

Windows 11 へ Upgrade した方がいいかを考えます。

するなら事前の方が良さそうですが。。。

デュアルブートにして Ubuntu をインストールした後に Windows をアップデート/アップグレードすると起動しなくなる場合もある、 という情報もあるため、 Ubuntu をインストールする前にアップグレードしておいた方がいいかも知れません。 ただしアップグレードすることによって問題が発生する可能性もあるので、 自己判断・自己責任でお願いします。

Windowsサポート期限

Microsoft: OSにはサポート期限があります!

Windows 10, 11 のサポート期限は以下の通りです。

Windows 10 2025年10月14日
Windows 11 Version 21H2 2023年10月10日
Windows 11 Version 22H2 2024年10月8日

Windows 11 は今後バージョンアップするかも知れませんが、 現時点では Windows 10 の方が長生きという現象が生じています。

Panasonicからの情報

CF-QV1 はアップグレード対象機種のようです。

ただし Panasonic としては出荷時の OS と違うバージョンを 正式にサポートするものではない、とのことです。 また画面・ワイヤレスWAN等に不具合が発生するようです。

ドライブの最適化

「ドライブのデフラグと最適化」を起ち上げて実行します。

Windows では一つのデータがディスクのあちこちに散らばる傾向がありますが、 これを寄せ寄せすることをデフラグといいます。

Windows領域を縮める

  1. スタートボタン右クリック-> 「ディスクの管理」
  2. Windows (C:) ドライブを右クリックして「ボリュームの縮小」
  3. Ubuntu 用に 100GB 用意したい場合は、100x1024=102400MB を縮小

高速スタートアップを無効にする

  1. 設定を起動する
  2. システム -> 電源とスリープ -> 関連設定の「電源の追加設定」
  3. 電源ボタンの動作を選択する
  4. 現在利用可能ではない設定を変更します
  5. 高速スタートアップを有効にする(推奨) のチェックを外す
  6. 変更の保存

Ubuntuのインストール準備

インストールメディアを用意する

USB なり DVD なり、Ubuntu のインストールメディアを用意します。

BIOSを立ち上げる

まずインストールメディアを PC に接続します。 再起動し Panasonic のロゴが出ている間に F2 を押します。連打でも構いません。 青と灰色のBIOS 画面に入ったら成功です。

BIOSで起動方法を変更する

BIOS中では矢印キー( ←, → ,↓,↑) で移動します。

セキュアブートを無効にする

  1. 「セキュリティ」タブに行きます。
  2. 「セキュアブート」をハイライトしてリターンキーを押します。
  3. 「セキュアブート制御」の「有効」をハイライトしてリターンキーを押し、 「無効」を選択します。
  4. ESC キーを押します。

起動優先順位を変更する

この手順をスキップして、次の「終了」タブの下方でブート方法を選択することもできます。
  1. 「起動」タブに行きます。
  2. 「起動オプション#1」がハイライトされたらリターンキーを押します。
  3. 選択画面が出るので、インストールメディアに相当する項目を選びます。 例えば DVD なら DVDドライブの名前が出ています。

BIOS設定を保存して再起動

  1. 「終了」タブに行きます。
  2. 「設定を保存して再起動」をハイライトしてリターンキーを押します。
  3. 確認パネルがでるので「はい」を押します。
以上でインストールメディアから起動します。

Ubuntuインストール

インストールメディアから [Try ubuntu] を選択して起動します。

GPartedでパーティション作成

  1. GParted を起動
  2. 未割り当てを右クリックして「新規」を選択
  3. メインパーティションの作成
    後方の空き容量: 後で swap 領域 [1]を確保するならその分を設定する
    16GB なら 16x1024=16384MB
    作成: 基本パーティション
    ファイルシステム ext4
  4. swap 領域を確保した場合、その未割り当て領域を右クリックして「新規」
    作成: 基本パーティション
    ファイルシステム linux-swap
  5. 上にあるチェックマークボタンを押して編集を適用する
  6. 適用が終わるとデバイス名が割り当てられる
    /dev/nvme0n1p6 (メイン) とか /dev/nvme0n1p7 (swap) とか
  7. GParted を終了
[1] swap 領域とは、メモリが足りなくなったときに メモリの内容を格納しておく領域のこと。 物理メモリ容量の半分〜同じ量が相場のようです。

インストール

デスクトップにある「Ubuntu 22.04 のインストール」をダブルクリックして インストールを開始します。
  1. 言語選択 (日本語)
  2. キーボードレイアウト
  3. 無線 (インストール中にダウンロードしたければ設定。後でも可能)
  4. 通常のインストール (最小インストールが良ければそちらでもOK)
  5. ここが大事
    「インストールの種類」パネルでは「それ以外」を選択
  6. ここも大事
    Ubuntu 用メインパーティション領域を選択して、左下の「変更」を押す
    利用方法: ext4 ジャーナリングファイルシステム
    マウントポイント: /
  7. 「続ける」を押す
  8. ブートローダをインストールするデバイスを選択
    Ubuntuメインパーティションのデバイス名が /dev/nvme0n1p6 なら ここでは /dev/nvme0n1 を選ぶ
  9. 「インストール」を押す
  10. 「/ に割り当てられた /dev/nvme0n1p6 のファイルシステムは...」
    というメッセージが出るが、「続ける」を押す
  11. 「... 以下のパーティションは初期化されます:
    /dev/nvme0n1 のパーティション 7 をスワップに」
    というメッセージが出るが、「続ける」を押す
  12. 「どこに住んでますか?」 に答えて「続ける」
  13. 「あなたの情報を入力して下さい」に適宜答えて「続ける」
インストールが終了するまで待ちます。

/etc/hosts.allow

インストールが終了したら、とりあえず他からの接続を禁止します。 必要であれば、後から許可を出していきます。
/etc/hosts.allow

ALL : ALL : deny

インストール後の設定

好みがあるので取捨選択でどうぞ。 「設定」とある場合は、 をして設定パネルを立ち上げてください。

adduser

"USER" という名前のユーザを作る場合は以下のようにします。
ユーザ作成:
sudo adduser USER
sudo (管理者)権限付与
sudo gpasswd -a USER sudo
対象ユーザが一回ログアウトしてログインすると反映されます。

なお useradd というコマンドもあるのですが、 こちらだと /home 以下のユーザディレクトリを作ってくれないなど違いがあります。

タッチパッド

デフォルトでタッチパッドは動きますが反応は良くないです。 反応速度をあげるには次のようにします。
  1. 設定
  2. (左)マウスとタッチパッド
  3. 「マウスの速度」や「タッチパッドの速度」を調整
右に行けば行くほど反応が速くなります。 個人的には、この修正後も動きがぎこちない感じがしますが、 外付けUSBマウスにしたら改善されました。

画面解像度

CV-QV1 は高解像度ディスプレイ(2880x1920)を持っているのですが、 デフォルトでは「200%」のサイズで表示しているようでそれほど広く感じません。 これを「100%」に直します。
  1. 設定
  2. (左)ディスプレイ
  3. サイズ調整で「100%」を選ぶ

Caps Lock を Ctrl にする

  1. gnome-tweaks をインストールする
    sudo apt install gnome-tweaks
  2. gnome-tweaks を起動する(ターミナルで gnome-tweaks と打つか、左下の9つ点を押し検索ワードに tweaks と入れて実行)
  3. (左)キーボードとマウス
  4. (右)「キーボード」の「追加のレイアウトオプション」
  5. Caps Lock behavior
  6. Make Caps Lock an additional Ctrl
gnome-tweaks の「トップバー」から、トップバーに現れる日時に曜日や秒を表示させることも可能です。

デフォルトシェルの変更

シェルは好みで使い分けてください。例えば tcsh に変更するなら以下の通りです。
  1. 現在のシェルを確認する
    echo $SHELL
  2. tcsh をインストールする
    sudo apt install tcsh
  3. tcsh のパスを調べる
    which tcsh
    /usr/bin/tcsh になっているはずです。
  4. chshする
    chsh -s /usr/bin/tcsh
    別のユーザ(USER)のシェルを変更する場合:
    chsh -s /usr/bin/tcsh USER
  5. 自分のシェルを変更した場合、反映のためいったんログアウトしてログインし直す

ターミナルの背景色を変える

  1. ターミナルを立ち上げる(Ctrl-Alt-t)
  2. トップバーの三本線をクリックし「設定」を選ぶ
  3. (左)名前なし
  4. (右)「色」から好みの色を設定する

日本語入力環境

言語サポートのインストール

  1. 設定
  2. (左)地域と言語
  3. インストールされている言語の管理
  4. 「言語サポートが完全にはインストールされていません」と出たら「インストール」を押す
  5. 管理者権限で認証してインストール
これをしても日本語入力ができなかったのですが、 日本語キーボードをソフトウェア的にUSキーボードと思わせているので、 日本語/英語を切り替えるキー割り当てがおかしいのかもしれません。

fcitx5-mozcのインストール

デフォルトでは ibus-mozc だそうですがこれを fcitx5 に変更します。
sudo apt install fcitx5-mozc

fcitx5設定

  1. fcitx5を起動する(トップバー右側にキーボードマークが出る)
  2. キーボードマークをクリックし「設定」を選択
  3. グローバルオプション
  4. ホットキー
  5. 「入力メソッドの切り替え」を押して好みのキーアクションを入力する
このとき例えば Ctrl-o を入力切り替えアクションにしたい場合、 「Caps Lock を Ctrl にする」で「追加した Ctrl = Caps Lock」ではなく、 キーボードに印字してある Ctrl の方を押さないと Ctrl と認識してくれないようです。

fcitx5をログイン時に自動で起動する

このままでは fcitx5 が自動起動しないので、gnome-tweaks の自動起動に追加しておきます。
  1. gnome-tweaks を起動
  2. (左)スタートアップアプリケーション
  3. (右)+
  4. Fcitx5 (ペンギンのアイコン)を選択
    「Fcitx5移行ウィザード」と「Fcitx5設定」もあるので間違えないようにしてください。

LaTeX環境構築

Emacsインストール

Emacs は多機能なエディタです。 他のエディタでも構いません。

GUI の emacs インストール(バージョン27系統のようです)
sudo apt install emacs-gtk

LaTeXインストール

sudo apt install texlive-latex-extra
以下がインストールされる
dvisvgm fonts-lato fonts-lmodern fonts-texgyre javascript-common libapache-pom-java libcommons-logging-java libcommons-parent-java libfontbox-java libjs-jquery libpdfbox-java libptexenc1 libruby3.0 libteckit0 libtexlua53 libtexluajit2 libtk8.6 libzzip-0-13 lmodern preview-latex-style rake ruby ruby-net-telnet ruby-rubygems ruby-webrick ruby-xmlrpc ruby3.0 rubygems-integration t1utils tex-common tex-gyre texlive-base texlive-binaries texlive-fonts-recommended texlive-latex-base texlive-latex-extra texlive-latex-recommended texlive-pictures texlive-plain-generic tipa tk tk8.6

・apt でインストールできる LaTeX パッケージの種類
・下に行くほど上位互換(内容豊富)だがディスク容量を必要とする
・だいたいのユーザは texlive-latex-extra でいいとかなんとか

インストールされるLaTeXコンパイラ

which コマンドでひっかかる LaTeX コンパイラは次の通り(他にもあるかも)。 カッコ内は man による説明です。
LuaTeX はスクリプト言語 Lua が使える TeX で、 ptex 系よりも新しくかつ pdftex の後継とのことです。 documentclass を jsarticle から ltjsarticle に変えたり、 color/graphics/hyperref packages における dvipdfmx ドライバオプションが不要になったり (DVIを経由せずにPDFを作るため)と、ソース書式の上でも違いがあるようです。

AUCTEX (Emacs用入力支援)

sudo apt install auctex

日本語対応

sudo apt install texlive-lang-cjk texlive-fonts-extra
これで platex もインストールされるようです。 今まで通り document class を jarticle や jsarticle にして、 platex file.tex から dvipdfmx file.dvi をすると file.pdf が作成されます。
しかし document class を ltjsarticle にして luatex file としても undefined control sequence とエラーが出てコンパイルできません。 texlive-luatex をインストールすると吉という情報がありましたが、 インストールしても解決しませんでした。

C++環境

g++, c++ コンパイラ
sudo apt install build-essential
boost ライブラリ
sudo apt install libboost-all-dev
Eigen ライブラリ
sudo apt install libeigen3-dev

Ubuntu 24.04LTS

24.04LTSにアップグレードしました。

日本語環境

「地域と言語」の場所が設定直下から
設定 -> システム -> 地域と言語
になっていました。

Emacsで日本語を打つ

ターミナルやブラウザ上では日本語が打てるのに、そのままでは Emacsでは打てませんでした。

必要なパッケージのインストール

Emacs から Mozc を使うため以下をインストール。
sudo apt install emacs-mozc
入っていなければ以下もインストール
sudo apt install fcitx5 fcitx5-mozc mozc-utils-gui

Fcitx5の設定

  1. 設定 -> システム -> 地域と言語 -> Manage Installed Languages
    に行き、出てきたパネルの「キーボード入力に使うIMシステム」を「Fcitx5」にする。
  2. いったんログアウトしてから再度ログインする。
  3. 上部パネルの右にあるキーボードマークをクリックして「設定」を選ぶ。
  4. 参考サイトには、「入力メソッドを追加」で 「Mozc」を追加する、とある。
    おそらく「グループ(デフォルト)」の右の「+」ボタンだと思われる。 うちでは Mozc がもう表示されていたのでスルーする。
参考サイト

Emacsの設定

~/.emacs.d/init.el に以下を書く。
(set-language-environment "Japanese")
(require 'mozc)
(setq default-input-method "japanese-mozc")
(setq mozc-candidate-style 'overlay)
(prefer-coding-system 'utf-8)
(set-clipboard-coding-system 'utf-8)

はたして。。。

これで幸せになれるのかと思いきや、Emacs上では mozc が日本語入力に切り替わりませんでした。

うちでの解決方法

いろいろいじっていたら、上の「Fcitx5の設定」で
  1. 設定 -> システム -> 地域と言語 -> Manage Installed Languages
    に行き、出てきたパネルの「キーボード入力に使うIMシステム」を「Fcitx5」にする
とやっていたところを「IBus」にしたら打てるようになりました。 よくわからないのです。。。
Last modified: Mon Mar 13 10:13:46 JST 2017