お絵描きソフトで使う jpg ファイルを LaTeX で作る
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お絵描きソフト、例えば graphics/inkscape では、
jpg ファイルをインポートして図を作成することができます。
このとき、LaTeX で数式の jpg ファイルを作って、
お絵書きソフトに取り込みたい時があります。
以下では、具体的に
という jpg ファイルを作ってみましょう。
LaTeX のソース
LaTeX のソースファイルは、通常と同様に作成します。
\documentclass[12pt]{article}
\begin{document}
\thispagestyle{empty}
$y=x^{\alpha}$
\end{document}
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行頭のバックスラッシュ(\)が見えないかも知れませんが、
4行目以外は付いています。
コンパイルと jpg まで
上で用意したソース(texfig.tex とします)を
念のため2回コンパイルして、
それから dvips で eps を作り、convert で jpg に直します。
convert は graphics/ImageMagick をインストールすると付いてきます。
% platex texfig.tex
% platex texfig.tex
% dvips -E -Ppdf -x 5000 texfig.dvi -o texfig.eps
% convert texfig.eps texfig.jpg
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これで texfig.jpg というファイルが出来ました。
オプションの -Ppdf はプリンタの指定、
-x は拡大率の指定(今の場合は5000/1000倍)なので、
-E オプションだけで eps ファイルはできます。
上の4行を書いたシェルスクリプトを作っておくと便利です。
eps を gif に直すときは、最後の1行を
% convert texfig.eps texfig.gif
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とすればOKです。
なお、convert は graphics/ImageMagick をインストールすると付いて来ます。
FreeBSD の部屋
Aug. 7, 2000