プリンタ自身が IP アドレスを持てるネットワークプリンタの場合の、 プリンタクライアント(計算機)の設定方法です。 ここでは、ネットワークプリンタが Postscript 対応(エミュレーションを含む)であるとします。
プリントに関するデーモン lpd が起ち上がっているか確認します。
% ps aux | grep lpd
起ち上がってなければ、root になって起ち上げます。
# /usr/sbin/lpd
ブート時に自動的に起ち上げるには、/etc/rc.conf に 次の1行を書き足します。
/etc/rc.conf
lpd_enable="YES"
プリンターの設定を /etc/printcap に書きます。とすると、次のようになります。
- netprint : ネットワークプリンタの名前(/etc/hosts で設定する)
- network_printer : ネットワークプリンタの正式名称
最終行を除き、各行の最後にはバックスラッシュを入れます。
/etc/printcap netprint|network_printer:\ :sh:mx#0:\ :lp=:rm=netprint:rp=PS:\ :sd=/var/spool/lpd/lp:\ :lf=/var/log/lpd-errs:
各項目の意味は、
あだな|正式名称:\ :表紙を印刷しない:印刷可能最大枚数(#0は無制限):\ :lp=カラ:rm=ネットワークプリンタ名:rp=Postscriptだよ:\ :sd=スプールディレクトリ:\ :lf=エラーファイル:となっています。
# mkdir /var/spool/lpd/lp
/etc/hosts に netprint の記述があるか、確認します。 なければ追加します。ここの記述は架空のものです。
/etc/hosts
123.45.67.89 netprint.hogehoge.ac.jp netprint