PC カードを扱う X ユーティリティ

PC カードは自由に抜き差しできますが、 抜く時はスロットの電源を切った方がよいです。 pccardc でできるのですが、X で GUI なユーティリティーを使うと 簡単に操作できます。


pccardc の操作法

とりあえず、pccardc の簡単な操作法(電源関係のみ)を書いときます。
# pccardc power [slot_number] [power off/on]

slot_number は 0 から始まります。 2つあったらおそらく上が 0 で下が 1 でしょう。 power off/on は 0 で off, 1 で on です。

つまり、slot 0 にあるカードを非活性化したかったら、
# pccardc power 0 0
で、slot 0 を活性化したかったら
# pccardc power 0 1
です。

cardmon

FreeBSD 2.2.x-RELEASE のときは PAO2 に xpccard が 付いて来てたのですが、PAO3 にはありません。 そこで、別のアプリケーションである cardmon を使います。 荒井さん作の Athena Widget 版と gtk 版があります。

xcardmon

こちらは、X11R6 標準付属の Athena Widget で書かれてますので、 展開して make, make install するだけです。
% xmkmf
% make depend
% make
% su
Password:
# make install
# make install.man

xmkmf で使う Imakefile のカスタマイズもできます。 詳しくは付属の README をご覧下さい。 また、xcardmon の詳しい使い方も man xcardmon をご覧下さい。

gxcardmon

gtk 版のインストール方法です

当然、gtk はインストールしておかなくてはいけません。 port なら x11-toolkits/gtk12, package なら gtk-1.2.6 を入れておきま す(もっと新しいのでもOK)。

インストールはとっても簡単で、ソースを適当なところに展開し、 cd した後 Makefile の GTK_CONFIG = gtk12-config を使っている gtk に合わせます。上の gtk を入れたのならそのままでOKです。
% make depend
% make
% su
Password:
# make install
# make install.man

主な機能は
% gxcardmon
として起ち上げた後、左が slot number と power の on/off、 真中がドライバの名前、右がカードの名前となっています。 詳しくは man gxcardmon してください。


FreeBSD の部屋


Jun. 29, 2000