Mozilla はウェブブラウザのひとつです。 FreeBSD で Netscape を使っていると、 入力フォームへの日本語入力が今一つなのが悩みの種ですが、 Mozilla を使えば問題が解決します。
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Mozilla には、Mozilla Firebird や Mozilla Thunderbird という仲間がいます。 Firebird の方はすっきりしたブラウザ、 Thunderbird の方はメール・ニュース用だそうです。
ports または package でインストールするのがお手軽です。 日本語化された Mozilla の port は、japanese/mozilla-jlp にあります。
最新の Mozilla をインストールする場合は、ソースから make することになります。 まず、ソースを拾って来て展開します。 以下は、[2003/08/29] 現在最新の Mozilla-1.4 の場合です。
% cd /somewhere
% fetch http://ftp.mozilla.org/pub/mozilla/releases/mozilla1.4/src/mozilla-source-1.4.tar.gz
% tar zxvf mozilla-source-1.4.tar.gz
つぎに build します。結構時間がかかります。
% cd mozilla
% gmake -f client.mk build
flash を見るには次のようにします。これで mozilla を起ち上げ直せばOKです。 「ヘルプ」->「Plug-in について」 をみると、 インストールされたプラグインが表示されているはずです。
- ports で www/flashpluginwrapper をインストールする。
# cd /usr/ports/www/flashpluginwrapper
# make intall clean
- インストールされた2つのファイルを プラグインのディレクトリにコピーする。
# cp /usr/local/lib/flash/libflashplayer.so \
/usr/X11R6/lib/browser_plugins/libflashplayer_linux.so
# cp /usr/local/lib/flash/ShockwaveFlash.class \
/usr/X11R6/lib/browser_plugins/
- /usr/X11R6/bin/mozilla の #!/bin/sh のすぐ後に次の2行を追加する。
LD_PRELOAD=/usr/local/lib/libflashplayer.so.1
export LD_PRELOAD
日本語ページを表示する
Character Coding を選択します。
View -> Character Coding -> japanese
kinput2 で日本語を入力する
入力フォームがあるページ(検索エンジンなど)で kinput2 で日本語を入力するためには、次のように設定します。
- kinput2 を -canna +ximp オプションで立ち上げる
% kinput2 -canna +ximp
- 環境変数 XMODIFIERS を 設定する
% setenv XMODIFIERS "@im=kinput2"
これで Ctrl+o とすると Canna が立ち上がり日本語が入力できます。 ただし、XMODIFIERS を設定すると、 kinput2 が立ち上がってないと mozilla などが立ち上がらないそうですので、 .xinitrc や .xsession に kinput2 を立ち上げる設定を しておくとよいでしょう。
日本語変換窓を入力フォームの真下に置く
次のオプション付きで起動する。もしくは、 ~/.mozilla/xxx/yyy/prefs.js に次の行を追加する。
% mozilla --xim-preedit position
mozilla の外枠左側に置きたい場合は、over-the-spot を on-the-spot に変える。
user_pref("xim.input_style", "over-the-spot");
参考サイト:http://www.coolbrain.net/Mozilla.html