音楽 CD を鳴らす方法です。
サウンドカードはなくても(もしくは設定しなくても) CD は鳴ります。
CD デバイスの確認
CD が SCSI か ATAPI かでデバイス名が違います。
- SCSI CD ドライブ: /dev/cd0c
- ATAPI CD ドライブ: /dev/acd0c (FreeBSD 2.2.8R 以前は /dev/wcd0c)
SCSI か ATAPI かわからない場合は、dmesg で調べます。
出力の左端が cd0 か acd0 の行に注目します。
cd0 なら SCSI、 acd0 なら ATAPI です。
なお CD デバイスを2台以上繋いでいる場合、
例えば SCSI 2台なら cd0 と cd1 が見つかるでしょう。
鳴らしてみる
CD デバイスは ATAPI として話を進めます。
CD デバイスのヘッドフォン用差し込み口に、
ヘッドフォンもしくはスピーカーの入力端子を差し込みます。
(CDデバイスではないところにある差し込み口ではうまく鳴らないかも知れません)
音楽 CD をデバイスに入れ、cdcontrol で鳴らしてみます。
% cdcontrol -f /dev/acd0c play
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止めるときは、play を stop にします。
% cdcontrol -f /dev/acd0c stop
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3曲目からスタートしたいときは、play の後に 3 を付けます。
% cdcontrol -f /dev/acd0c play 3
|
その他、cdcontrol の詳しい使い方は man control してください。
トラブルシューティング
うまく鳴らない場合は、デバイスのパーミッションを確認してください。
デフォルトでは、
% ls -l /dev/acd0c
crw-r----- 4 root operator ..... /dev/acd0c
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となってるので、operator グループでない人は鳴らせません。
解決策は2通りです。
- operator グループに入れる
shutdown する権利が発生するので、あまりよくないと思います。
- デバイスのパーミッションを変更する
注意
サウンドカードがなくても音楽 CD が鳴るのですから、
音楽 CD が鳴っているからといってサウンドカードの設定が
うまくいっているとは限りません。
つまり、MP3 などが鳴らせるとは限りません。
GUI ツール
コマンドラインから CD を制御する cdcontrol 以外に、
GUI を使った制御をするツールもあります。
- ascd
- wmcdplay
- workman
- xmcd
このソフトは、使う前にデバイスの設定が必要です。
/usr/X11R6/lib/X11/xmcd/config に行って、
config.sh を実行してください。
- xcdplayer
- cdplay
- cdplayer
- cda
ただし、デバイスの指定方法はバラバラですので、
マニュアルを見てください。以下は一例です。
% ascd -device /dev/acd0c
% wmcdplay -d /dev/acd0c
% workman -c /dev/acd0c
% xmcd -dev /dev/acd0c
% xcdplayer -device /dev/acd0c
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ascd は Afterstep または WindowMaker 用で、Wharf に埋め込めるそうです。
なお wmcdplay は WindowMaker 用で、
Afterstep でも動きますが Wharf に埋め込むとちょっとはみ出ます。
FreeBSD の部屋
Mar. 29, 2002