xdm を起動しておくと、マルチユーザな UNIX らしさを醸し出せます。
root になって、コマンドラインから xdm と打てば簡単に起動できます。しかし、この方法はテスト以外にはお勧めできません。
# xdm
なぜならば、簡単にコマンドラインに戻ることができ、 一般ユーザが「root になりすます」ことができてしまうからです。 解決方法は次の2つです。
- 単に xdm と打つ代わりに、xdm 起動後 logout するようにする
# xdm && logout
- 後に述べるように /usr/local/etc/rc.d 以下に 設定ファイルをおいて、起動時に自動的に起ち上げるようにします。
コマンドラインから起ち上げた xdm から、再びコマンドラインへ 戻るには、Ctrl+R です。
root になって、 /usr/local/etc/rc.d に 次のようなファイルを、 例えば xdm.sh という名前で作成します。
#!/bin/sh Xdm=/usr/X11R6/bin/xdm if [ -e $Xdm ]; then echo -n ' xdm' $Xdm fi作った後は、実行許可を出しておきます。
# chmod 744 /usr/local/etc/rc.d/xdm.sh
こうしておくと、次回起動時には自動的に xdm が起ち上がり、 たとえ Ctrl+R で xdm を終了したとしても、
というプロンプトが出るだけです。
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