FreeBSD 7.x-RELEASE インストールメモ
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インストールは 7.1-RELEASE で行ないました。
後に、freebsd-update -r で 7.2 から 7.3 へとアップグレードしています。
設定
- /etc 下
- X11/xorg.conf
- make.conf
- hosts
- hosts.allow
- hosts.lpd (プリンタサーバなら)
- printcap
- rc.conf
canna_enable="YES"
lpd_enable="YES"
ntpd_enable="YES"
- ntp.conf
server ntp.kuins.net
- amd.map
- ports をインストールするときにオプションを訊かれなくする方法
一度 ports をインストールしたのなら、/var/db/ports の下に
オプションが必要な port のオプション情報があるので、
これを別の計算機に持っていく。
設定のツボ
PAEカーネル
4GB以上のメモリを認識させるにはカーネルを PAE にしないといけないが、
PAE にするとモジュールが構築されない。
実際、/usr/src/sys/i386/conf/PAE には
makeoptions NO_MODULES=yes
と書いてある。このため、nvidia ドライバが動かなかったり、
acroread が動かなかったりと不具合が起こる。
計算サーバにさせるのでなければ、
PAE 導入は時機尚早のようだ。
NVIDIAドライバのインストール
ソースを
NVIDIA のサイトから拾って来て、解凍して make install するだけ。
あとは nvidia ドライバを使ってくれるように xorg.conf をちょいと変更する。
x11/nvidia-driver というのがあるが、これは使えるのかな?
Xの設定
Xorg -configure で /root/xorg.conf.new を作っておいて、
/etc/X11/xorg.conf に移す。
- キーボード
日本語の場合は、
Option "XkbModel" "jp106"
Option "XkbLayout" "jp"
Option "XkbOptions" "ctrl:nocaps"
を加えておくと吉。
- マウス
PS/2 の場合は、/dev/sysmouse0 を /dev/psm0 に変更する
Gnome
- portsnap で新しくすると、graphics/cairo あたりで
コンパイルに失敗するので、
Release付属のパッケージ X11/gnome2 でインストールする方が吉。
- 起動方法は、~/.xinitrc とか ~/.xsession に
/usr/local/bin/gnome-session
と書いておく。
- gdm は /etc/rc.conf に gdm_enable="YES" と書くと動くが、
シャットダウンの選択肢が一般ユーザに与えられるのでダメ。
起動時の読み込みファイルも .xsession ではないらしい(.xprofile か?)
xdm から .xsession を読み込む方がいい。
- .xinitrc か .xsession で
export LANG=ja_JP.eucJP
と書いておくと日本語メニューになる。
しかしフォントが汚いので、japanese/ipa-ttfonts を入れるべし。
- 起動が異常に遅いのはどうにかならんのか。
KDE
- 7.1-Release でのパッケージ KDE は kde/kde-3.5 だった。
最新がいい場合は portsnap で x11/kde4 を入れる。
- devel/boost-python を入れようとするので、
devel/boost が入ってると conflict する。
- 日本語化は、japanese/kde3-i18n とか japanese/kde4-l10n から
入れる。i18n は i(nternationalizatio)n なので、
l10n は l(ocalizatio)n か?
firefox
- 7.1-Release の時点では、Gnome には firefox2 が入るらしい。
firefox3 は firefox3-i18n がない。
portsnap で更新すると www/firefox3, www/firefox3-i18n が使える。
- 日本語化は、about:config で general.useragent.local の
en-US を ja-JP に書き換える。
- 7.1-Release の時点では、firefox3 はリモートに設定ファイルがあると
起動しなかった。つまり、ホームディレクトリを NFS でマウントしていると
firefox3 が起動しないことになる。
freebsd-update
デフォルトで入っていて、主に次のような使い方ができる。
- freebsd-update -r 7.2 upgrade (7.2-Release にアップグレードするとき)
- freebsd-update fetch (アップデートを取ってくる)
- freebsd-update install (fetch か upgrade をインストールする)
Ports
日本語環境
- japanese/kterm
- japanese/ipa-ttfonts
- japanese/kinput2-canna
canna の起動は /etc/rc.conf に canna_enable="YES" って書く。
- japanese/less
- japanese/man
PAGER jless
LANG ja_JP.eucJP
のみ設定する。JLESSCHARSET は設定してはダメ!
LC_CTYPE は要らない。
- japanese/man-doc
- japanese/qkc
- mail/mew (emacs22も入る)
HTTP_PROXY が http:// を含んでいないとコンパイルに失敗する。
xim を外して canna で入力するには、
unsetenv XMODIFIERS
/usr/local/bin/emacs-22.ほにゃらら
というコマンドを用意しておくとよいが、ちょっとずるい。
本当は、xim なしで configure make するのがいい。
japanese/xemacs-canna ならcanna まで直行だが、
editor/emacs は japanese/egg-canna を入れないとcannaが起動できない。
設定ファイルは、
xemacs:~/.xemacs/init.el
(set-language-environment "Japanese")
(set-input-method "japanese-canna")
(global-set-key "\C-o" 'canna-toggle-japanese-mode)
(set-default-coding-system 'UTF-8)
emacs22:~/.emacs
(set-language-environment "Japanese")
(setq default-input-method "japanese-egg-canna")
(global-set-key "\C-o" 'toggle-input-method)
- japanase/egg-canna
- japanese/uim-anthy
scim-anthy の方は何やらコアを吐くので uim を使う。
- japanese/uim-gtk
- japanese/acroread
LaTeX関係
- japanese/teTeX
- print/auctex
- print/gv
- print/dvipdfmx
- print/psutils-a4
画像
- japanese/xv
- japanese/tgif
- graphics/ImageMagick
面前でやらないと X の認証あたりでストップしてしまう
ネットワーク
- japanese/w3m-img
- www/firefox-i18n
- www/firefox3 (new ports-snap)
- www/firefox3-i18n (new ports-snap)
- mail/thunderbird
- mail/thunderbird-i18n
- net/rsync
その他
- ports-mgmt/portupgrade
- devel/boost
- math/gsl
- math/gnuplot
PDFlib-Lite-7.0.2.tar.gz がないと言って怒られるので、
手動で拾って来て /usr/ports/distfiles に置いておく。
- gnuplot+ を手で入れる
個人レベル設定
.xsession
export LANG=ja_JP.eucJP
/usr/local/bin/uim-xim &
/usr/local/bin/uim-toolbar-gtk &
export XMODIFIERS="@im=uim"
export GTK_IM_MODULE=uim
/usr/local/bin/kinput2 -canna +ximp &
/usr/local/bin/afterstep # afterstep
#/usr/local/bin/gnome-session # gnome
#/usr/local/bin/startkde # KDE
freebsd-update
- freebsd-update fetch && freebsd-update install でパッチ当てオッケー。
- 7.2-RELEASE への upgrade には
freebsd-update upgrade -r 7.2-RELEASE; freebsd-update install ; shutdown -r now; freebsd-update install; shutdown -r now
でオッケー。2回 install をしているのは、
1回目がシステムインストールで2回目がユーザランドインストールとか。
時間かかる。
- portsnap fetch (extract) update
ports あれこれ
portsnap fetch update して portupgrade -a していると、
依存関係とかでおかしなことがおこることがある。
そんなときは、pkgdb -F で依存関係を手動で修復する。
それでもインストールが不完全だったりすると直らないときがある。
書く ports ごとに portinstall なり make なりして、
エラーを潰して行くしかない。
例えば、libgnome-keyring-2.30.1 という ports がインストールできなかったが、
エラーによると
http://www.freebsd.org/gnome/gnomelogalyzer.shを拾って来て、
この ports ディレクトリ上で実行せよ、とのことだった。
実行すると、intltool のインストールが不完全だったから、
portupgrade -f intltool せよ、というアドバイスが出た。
これでもダメなら Perl 関係がダメかもしれないので、
portupgrade -f p5-\* せよ、とある。
うちでは、portupgrade -f p5-\* して portupgrade -f intltool したら
libgnome-keyring-2.30.1 がインストールできた。
gimp を gimp-2.6.10_2 へアップグレードするとき、
gegl-0.1.2_1 is marked as broken: ffmpeg support is currently broken.
と言われてインストールできませんでした。
ffmpeg サポートができませんよ、ということなので、
cd /usr/ports/graphics/gegl
make WITHOUT_FFMPEG=yes config
でオプションを選ぶ画面が出たときに FFMPEG サポートを
外しておくと良いそうです。