岩井研のコロキウムでも、千葉くんや佐藤(寛)くんによって
繰り込み群の方法について発表がなされています。
彼らの発表では、繰り込み群の方法とは雑に言えば定数変化法
であると説明されます。
しかし、
・なぜその方法が良い近似を与えるのか?
・もっと良い近似法はないのか?
・なぜその方法がそもそも繰り込み群の方法と呼ばれるのか?
と言った疑問が発表者の中では尽きませんでした。
そこで今回は、これらの疑問を解消するべく考えた、
繰り込み群の方法に対する a non expert の見方を提示します。
線形常微分方程式の定数変化法を出発点にして、
ハミルトン系における繰り込み群の方法ついて考えます。
特に、一般的な繰り込み群関係式の導出と、具体的な計算
テクニックに重点をおいて発表する予定です。