天野寛大 氏
2025年12月18日(木) 13時30分
総合研究10号館317号室
活性因子と抑制因子からなる反応拡散モデルにおいて、空間一様な状態が拡散の導入により不安定になることがある。これをTuring不安定性という。拡散項を非局所化したモデルも提案されているが、非局所化の有無によらず2因子の拡散係数が大きく異なるときに不安定性が発現する[1]。しかし、活性因子と抑制因子でレンジが異なる非局所拡散を持てば拡散係数が等しい場合でも不安定性を発現させられる。本発表では、上記の不安定性が亜臨界ピッチフォーク分岐を誘起することを中心多様体縮約を用いて示す。また数値シミュレーションにより理論予測の正当性を確認する。
[1] R. L. Viana, F. A. dos S. Silva, and S. R. Lopes, Phys, Rev, E 83, 046220 (2011).