コロキウム

一様グラフ上で定義された蔵本モデルに対する正のフィードバック制御

キム・ドンゴン 氏

2025年11月20日(木) 13時30分

総合研究10号館317号室

グラフ上で定義された結合振動子ネットワークは物理学,生物学,社会科学などのさまざまな分野において数理モデルを提供し,一般に大きな次元を有する.また,連続極限は,その大次元の微分方程式の解を積分・微分方程式の解により近似し,このようなネットワークの有力な解析手法のひとつとなっている.本研究では,一様グラフ上で定義された蔵本モデルに対する正のフィードバック制御の問題を取りあげる.目標軌道として全振動子が同じ振動数で同期した軌道を採用し,制御器は連続極限の方法を用いて設計する.本発表では,負のフィードバック制御と比較し,正のフィードバック制御の下での同期解の存在および分岐特性といった力学的性質を示す.さらに,数値シミュレーションを行い,その理論結果を検証する.