コロキウム

非対称三体バネ玉系における形状の安定性

十河佑響 氏

2025年1月9日(木) 13時30分

総合研究10号館317号室

平面上にある三つの質点を二つのバネで鎖状に結合した三体バネ玉系は,二本のバネの長さとそれらがなす角度で記述され、この角度が系の形状を決定する.ポテンシャルエネルギーから決まる形状の安定性は,バネ振動を励起することにより変化しうること, さらに安定化するか不安定化するかは励起する基準モードに依存することが示されており,Dynamically Induced Conformation (DIC) と名付けられている[1]. さらに,固有振動数最小のモードを励起すると安定化に寄与し,固有振動数が大きくなると不安定化に寄与することが示唆されている[2].先行研究では質量分布が対称な場合の DIC を調べていたが,本発表では非対称な場合を調べる.非対称な場合でも先の示唆が正しいこと,また非対称な場合に特有の現象が観られたので,これらを報告する.

[1] Y. Y. Yamaguchi et al., Phys. Rev. E 105, 064201 (2022).
[2] Y. Y. Yamaguchi, Phys. Rev. E 107, 064212 (2023).