山口義幸 氏
2024年10月17日(木) 13時30分
総合研究10号館317号室
長距離相互作用する大自由度ハミルトン系のダイナミクスは、分布関数に対する Vlasov 方程式で記述される。位置変数が一次元で周期的境界条件を持つ場合、位置変数に依存しない分布はすべて Vlasov 方程式の定常解となる。この定常解が安定から不安定へと変化するときの分岐は一般には連続であるが、不連続となる場合があることが示されている [1]。分岐が不連続となる条件を抽出し、Vlasov方程式と似た形を持つ二次元オイラー流体系に適用することにより、流体系でも不連続分岐が得られることを数値計算によって示す。
[1] Y. Y. Yamaguchi and J. Barré, Discontinuous codimension-two bifurcation in a Vlasov equation, Phys. Rev. E 107, 054203 (2023).