小川響生 氏
2023年10月5日(木) 15時00分
総合研究10号館317号室
ハミルトンの正準方程式の解軌道は, ある簡約作用の積分の極値曲線となる(Maupertuisの最小作用の原理). 本講演では, この原理を用いて解軌道と測地線との関係を示す. また, 簡約作用の部分を変形した積分を考えることで, ケプラー問題と球面上の測地線の対応関係を示す. 最後に, 今後の研究の展望を述べる.