柴山允瑠 氏
2023年6月15日(木) 15時00分
総合研究10号館317号室
変分法により3体問題の8の字解の存在が証明されて以来, N体問題において多数の周期解の存在が示されてきた. 一方,NielsenとThurstonは,低次元力学系が組みひもの型により periodic, reducible, pseudo-Anosovに分類されることを示した. 本講演では,変分法により得られた2n体問題の対称周期解の 組ひも型を特定し,その拡大率が金属数で表されることを示す.