コロキウム

エネルギー固定条件下におけるKepler型ポテンシャル系の2点境界条件を満たす解の存在について

黒川大雅 氏

2021年11月11日(木) 13時30分

総合研究10号館317号室 / Zoom会議 (ハイブリッド)

宇宙探査機の軌道設計において目的のエネルギー値を実現する軌道を調べることはコストを削減する上で重要な問題である。この問題で用いられるHill問題というモデルはポテンシャル系ではないが、ポテンシャル系に対してはある種のminimizerとしてこのような軌道が得られることが知られている。本発表では、上述の問題を目標に、Kepler問題のポテンシャルを適当に変形したポテンシャル系に対し、与えたエネルギー値を実現する軌道の存在について得られた結果を紹介する。