コロキウム

三原子分子と単原子分子の衝突によるエネルギー変化

狄雄矢 氏

2021年10月7日(木) 13時30分

総合研究10号館317号室 / Zoom会議 (ハイブリッド)

分子を線形ばねで繋がれた質点で表し、二分子の衝突によるエネルギー変化を古典力学により考える。二原子分子と単原子分子の衝突において、単原子分子の並進運動エネルギーから二原子分子のばねエネルギーへの変換や、相空間内に存在する衝突できない領域については先行研究がある[1]。本研究では二原子分子を三原子分子に拡張し、衝突によるばねの基準モード比の変化を調べる。また今後の展望についても述べる。

[1]S. W. Benson, C. C. Berend, and J. C. Wu, J. Chem. Phys. 38, 25 (1963).