研究紹介
主対象
主に
について研究をしています。
新しい現象への挑戦
準定常状態の相転移など
準定常状態は熱平衡状態も含むより広い概念です。
広い概念ということは、解析がより難しくなりますが、
より多様な現象が観測できることも意味します。
実際、
- 熱平衡状態では観測されない相転移が観測されたり、
- 従来の統計力学が予測する値とは異なる臨界指数が観測されたり
という新奇な現象が観測されています。
ダイナミクスも
また熱平衡状態や準定常状態といった「静的」な状態に限らず、
「動的」なダイナミクスの研究も両輪として行っています。
様々な応用
対象がかなり限定されているように思われるかも知れませんが、
- 重力系
- プラズマ系
- 2Dオイラー流体系
- 双極子系
- レーザー系
などなど、応用範囲は幅広くあります。
さらに応用
ハミルトン系ではありませんが、同期現象を表す結合振動子系として有名な
Kuramoto モデルがあります。
同期・非同期の変化は相転移とよく似ていますので、
長距離相互作用ハミルトン系に対する解析手法や知見を応用できる部分もあります。
Last modified: Fri Jun 10 19:11:36 JST 2016