数式、図、表の番号を自動的に参照したい
LaTeX で equation 環境、eqnarray 環境、
figure 環境、table 環境を使うと数式番号、図番号、表番号が
つけられます。本文でこの番号を自動的に参照するには
どうすればいいのでしょう?
なぜ自動参照にしたほうがいいかと言いますと、
文章を書いたり校正したりするうちに、
数式番号もコロコロ変わってしまうものです。
それをいちいち手で修正していたのでは
時間がもったいない。
そこで、そういう作業は人間の尊厳にかけて
LaTeX にさせることにしましょう。
具体的には次の通りです。
●参照される側
\begin{equation}
\label{equation-1}
y = f(x)
\end{equation}
●参照する側
式(\ref{equation-1})によると、......
図でも表でも同じ事です。参照される側に \label{xxx} をつけて、
参照する側では \ref{xxx} で参照できます。
xxx には自由な文字列を入れて結構です。
章、節の番号も参照できますが、その場合は
\section{はじめに}
\label{hajimeni}
としておけばOKです。何のラベルだったか分かりやすい様に、
- 節:\label{sec:xxx}
- 式:\label{eq:xxx}
- 図:\label{fig:xxx}
- 表:\label{tab:xxx}
などと区別するのもよいでしょう。
注意点としては、
- LaTeX は数式番号を認識するのに1回、
番号を付けるのにもう1回コンパイルしなければならない。
- label を重複して付ける事はできない。(コンパイルはできるけど)
です。