HDDのフォーマット
HDDやUSBメモリなどの外部機器をフォーマットする方法です。
以下の操作は危険を伴う作業で、
かつすべての動作と結果を確認しているわけではないので、
いかなる結果に対しても自己責任でお願いします。
コマンドラインでのフォーマット
対象とする機器が /dev/sdb として認識されているとします。
対象機器のデバイス名は決して間違ってはいけません。
- fdisk -l で状況を確かめます。
% sudo fdisk -l
- パーティションを削除します(ここでは、/dev/sdb1とします)。
% sudo fdisk /dev/sdb
.....
コマンド (mでヘルプ): d (削除コマンド)
選択した領域 1 (/dev/sdb1を削除指定)
コマンド (m でヘルプ): w (書き込み)
- 新たにパーティションを作成します。
% sudo fdisk /dev/sdb
...
コマンド (mでヘルプ): n (作成コマンド)
コマンドアクション
e 拡張
p 基本パーティション (1-4)
p
パーティション番号 (1-4): 1
.......
コマンド (m でヘルプ): w (書き込み)
ここでは、基本パーティションを選んで、
パーティション番号1(つまり/dev/sdb1)を作りました。
パーティション番号を選んでからシリンダの範囲を選ぶプロセスがありますが、
HDDすべてを一つのパーティションにするならデフォルトのままで
リターンを押せばOKです。
- フォーマットする。
mkfs.ext2, mkfs.ext3, mkfs.ext4, mkfs.msdos, mkfs.ntfs, mkfs.vfat
などがあるので、好きなファイルシステムでフォーマットします。
例えば ntfs なら
sudo mkfs.ntfs /dev/sdb1
とても時間がかかります。
ディスクユーティリティー
palimpsest で、ディスクの管理やフォーマットができます。
フォーマットの手順は以下の通りです。
- HDD が USB であれば挿しておく
- コマンドラインで
palimpsest
と打って、起動する
- 左の列から、対象となる HDD を選択する (ここで選択を間違ってはいけません!)
- 真ん中の下方にある「ボリュームをアンマウント」を押す
- その上の方にある「ドライブをフォーマット」を押して、適当なフォーマット方法を選ぶ
- その下の方にある「ボリュームをフォーマット」を押す
[追記(2016/03/08)]
palimpsest は Ubuntu14.04LTS では Disks (コマンド名は gnome-disks)に
変更されました。こちらの使い方はまだ試していません。
[追記(2017/06/14)]
gnome-disks を使ってみました。使い方は以下の通りです。
- gnome-disks を起動する。
- HDD が USB であれば挿す。
- 新たなデバイスが認識されるので、対象のデバイスであることを確認する。
- 「ボリューム」項の左下に「■」マークがあるのでこれを押してアンマウントする。
- (パーティションの初期化をする場合) 「■」マークの2つ右に歯車マークがあるのでこれを選択し、「パーティションを初期化」を選ぶ。
- 消去(お好みで), タイプ(お好みで。Linux互換を選ぶ場合はext4を選択), 名前(お好みで) を設定する。
- 初期化を実行する。
これで USB HDD が Linux(ext4)システムとして使えるようになりました。
一度 HDD を抜いて再度挿し直すと、/media/(ユーザ名)/(設定したHDDの名前)/
として認識されます。
参考サイト
Last modified: Wed Jun 14 12:51:35 JST 2017