ファイル名の日本語文字コード変換
Ubuntu ではデフォルトの日本語文字コードが UTF-8 ですが、
Windows では Shift-JIS です。
よって、Ubuntu で日本語のファイル名を付けると、
Windows で見たときにはファイル名が文字化けして見えます。
ファイル名の文字コードを変換するには、convmv を使います。
インストール
sudo apt-get install convmv
ファイル名の文字コードを変換する
基本の使い方は
convmv -f (変換元のコード) -t (変換先のコード) (ファイル名)
です。ただし、この段階ではどうなるかという結果をテストで表示するだけで
実際には変換されません。
convmv --notest -f (変換元のコード) -t (変換先のコード) (ファイル名)
と --notest を付けると、上のテスト結果が実際に実行されます。
convmv --notest -r -f (変換元のコード) -t (変換先のコード) *
とすると、カレントディレクトリ以下、
(変換元のコード)のファイル名はすべて(変換先のコード)に変換されます。
使い方の例
ここでは、"テストファイル" という名のファイルのコードを変換します。
カレントディレクトリは"テストファイル" があるディレクトリとします。
UTF-8 から Shift-JIS に変換するには
convmv --notest -r -f utf8 -t sjis テストファイル
です。一方、Shift-JIS から UTF-8 にするには
convmv --notest -r -f sjis -t utf8 テストファイル
です。二つ目の例で "テストファイル"とあるところは Shift-JIS コードなので、
実際には文字化けして読めない状態になっていますが、
ここではそのまま表示しています。
文字コード表
文字コード
| 指定する引数
|
UTF-8
| utf8
|
Shift-JIS
| sjis
|
UTF-8
| UTF-8
|
Last modified: Thu May 23 11:35:41 JST 2013