デュアルブート化する準備作業として
をします。
上の準備作業が終わったら Ubuntu をインストールしますが、 共生のさせ方には次の3つの方法があります。(他にもあるかも知れません)
それぞれの利点と不利点を挙げておきます。
利点 | 不利点 | |
---|---|---|
パーティション構成を変える | ネイティブにインストールするので、Ubuntuの機能をフルに使える | 失敗した時にはWindows が消えたりPCが起動しなくなるなどリスクが大きい |
wubi.exeを使う | Windowsのアプリケーションとしてインストールするので、 パーティション構成変更に比べてリスクが格段に少ない。 またアンインストールするときも Windows の「アプリケーションの削除」でできる。 | スピードが若干遅くなる(体感ではあまり感じないらしいです)。 Windows ファイルシステムなのでディスクの断片化によりパフォーマンスが落ちる。 ハイバーネーションができない。 |
仮想化する | WindowsとUbuntuを同時に走らせることができる。 導入のリスクは少ない。 | 2つのOSを同時に動かすのでCPUパワーやメモリなどのリソースが必要である。 非力なPCの場合はパフォーマンスが悪くなるでしょう。 |
以下では、それぞれのやり方を述べます。
などの方法があります。
インストールCDの一番上のディレクトリに wubi.exe があります。 Windows でこのCDを読み込んで、wubi.exe を起動します。
あるいはネットワークに繋がっている場合は、 wubi.exe のみをダウンロードして起動すると必要なファイルをダウンロードして インストールしてくれます。
ネットワークに繋がっておらず、またCD/DVDドライブもない場合は、 wubi.exe とインストールCDの ISO ファイルを他のPCなどを経由して入手し、 これら2つを Windows の同じフォルダに置いてから wubi.exe を起動します。
「Windows の上に Ubuntuをインストール」というと仮想OSのように聞こえますが、 起動画面で UbuntuかWindowsかを選択したうえで起動するので 仮想化ではありません。
なお、wubi.exe でインストールした後でネイティブインストール(上の方法)に 移行したい場合は、 LVPM というソフトでできるそうです。 ただ、 成功率はあまりよくないみたいです。
Windowsのファイルシステムでは、 ファイルの作成・消去を繰り返すとファイルの断片化という問題が起こります。 ファイル断片化は、 JkDefrag (v4.0 からは MyDefrag に改名) というソフトでファイル毎デフラグすることにより解決できるそうです。 Windows に標準で付いてくるデフラグソフトよりも、 空き容量が少ない状態でもデフラグしてくれるらしいです。
JkDefragのWindows版はダウンロードして解凍すると
もう使えるようになっているそうです。
wubi で入れた Ubuntu のみデフラグする場合は、
コマンドラインで
コマンドライン版の使い方として例で挙げられているのは、
Windowsの MS-DOS プロンプトで
VirtualBoxなどのソフトを 使ってどちらかを仮想OS化する。 この場合は、Ubuntu を先にインストールして、 その上のゲストOSとして Windowsをインストールしても構いません。