AMS-LaTeX と AMSFonts

AMS (American Mathematica Society)の論文誌を編簒するために 開発された、数式を美しく書くためのマクロ集が AMS-LaTeX で、 数式で使うさまざまな文字フォントを含むのが AMSFonts です。

用意するもの


AMS-LaTeX

AMS-LaTeX の中身

拾って来た amsltx2.tgz の中身を tar ztvf で見ると、 次のようなディレクトリ構成になっています。 末端のファイルは * と書いて省略しています。

AMS-LaTeX のインストール

インストールは /usr/local/share/texmf 下に行います。 まずは、/usr/local/share/texmf のバックアップを取ります。
# cd /usr/local/share
# tar zcvf texmf.tar.gz texmf

古いバージョンの AMS LaTeX が入っている場合は、 インストールの結果を確認するため、 以下のファイルを見ておきます。

つぎに、古いバージョンの AMS-LaTeX を消去、 もしくはメインの TeX path から移動させます。
# cd /usr/local/share/texmf
# mv tex/latex/amslatex source/latex/amsltx12/inputs

最後に、amsltx2.tgz を /usr/local/share/texmf に解凍します。
# cd /usr/local/share/texmf
# tar zxvf /somewhere/amsltx2.tgz

/usr/local/share/texmf/tex/latex/amsmath/amsmath.sty というファイル ができていればインストール終了です。

AMS-LaTeX の使い方

LaTeX2e では、\usepackage で amsmath を呼びます。
\documentclass{jarticle}
\usepackage{amsmath}

AMSFonts

AMSFonts の中身

まず、拾って来た amsfonts.tar.gz を適当な場所で展開して cd します。
% tar zxvf amsfonts.tar.gz
% cd /somewhere/amsfonts

中身は次のようなものです。

インストールは、これらのサブディレクトリの中身を 適当な場所にコピーすることで行います。 この先の作業は、Cyrillic text , 出来合いの pk fonts, 自作の pk fonts のどれを使うかで作業が変わります。 ここでは、後者の2つを紹介します。

共通の作業

doc, latex, plaintex, tfm の4つのディレクトリを インストールします。
# mkdir /usr/local/share/texmf/doc/amsfonts
# mkdir /usr/local/share/texmf/tex/latex/amsfonts
# mkdir /usr/local/share/texmf/tex/plain/amsfonts
# mkdir /usr/local/share/texmf/fonts/tfm/amsfonts
# cp -r doc/* /usr/local/share/texmf/doc/amsfonts
# cp -r latex/* /usr/local/share/texmf/tex/latex/amsfonts
# cp -r plaintex/* /usr/local/share/texmf/tex/plain/amsfonts
# cp -r tfm/* /usr/local/share/texmf/fonts/tfm/amsfonts

上の作業を行う csh スクリプト です。 cd /somewhere/amsfonts した後で お使い下さい。

出来合いの pk フォントを使う場合

# cd /somewhere/amsfonts
# cp -r pk-files/???dpi/* /usr/local/lib/fonts/pk???

??? の部分には、プリンターの解像度 (300dpi とか 600dpi とか) の数字 (300 とか 600 とか) を入れます。

自分で pk フォントを作る場合

# cd /somewhere/amsfonts
# mkdir /usr/local/share/texmf/fonts/source/amsfonts
# cp -r sources/* /usr/local/share/texmf/fonts/source/amsfonts

AMSFonts の使い方

LaTeX2e では、\usepackage で amssymb を呼びます。 amsfonts.sty は amssymb.sty から呼び出されます。
\documentclass{jarticle}
\usepackage{amssymb}

AMS-LaTeX や AMSFonts を使うと、特殊な文字も使えます。 例えば、大文字を筆記体風に書くには、
$\mathcal{ABC}$
で、ドイツのヒゲ文字は
$\mathfrak{ABCabc}$
です。

ls-R

/usr/local/share/texmf 以下で作業を行ったので、 /usr/local/share/texmf/ls-R を更新しておきます。
# cd /usr/local/share/texmf
# cp ls-R ls-R.bak
# mktexlsr

FreeBSD の部屋


Dec. 30, 2000