FreeBSD Update

最近のリリース(少なくともうちで使ってる FreeBSD 7.3-RELEASE あたり)では、 freebsd-update というコマンドが標準で付いています。 カーネルのリコンパイルをした後でも使えるかどうかは未実験ですが、 最近のカーネルは SMP も動くしそう必要なこともないのでは、と思います。


使い方

パッチを探してあればダウンロードする。
# freebsd-update fetch
ダウンロードしたパッチをインストールする。
# freebsd-update install
これまでパッチを当てただけなら、再起動を必要とされることはありませんでした。

FreeBSD のバージョンをアップグレードする。例えば、7.0 から 7.1 への場合。
# freebsd-update -r 7.1-RELEASE upgrade
(質問がいくつかあるので、適宜答える)
# freebsd-update install
# shutdown -r now
# freebsd-update install
install は再起動の前後で2回行ないます。


以下は古い記述です。
セキュリティー勧告があった場合、 バイナリを update するためのソフトです。 これを使うためには、
  1. -RELEASE の公式 CD から正しくインストールし、
  2. カーネルをローカルな再コンパイルしていない
という条件があります。バージョン 1.5 からはローカル再コンパイルに 対応したとかしないとか。。。

FreeBSD 4.7-RELEASE 以降に対応していますが、 4.7-RELEASE と 5.0-RELEASE はすでにサポートを終了しているようです。

参考ページ


インストール

ports からサクッと入れましょう。 /usr/ports/security/freebsd-update です。 インストールが終ったら、/usr/local/etc/freebsd-update.conf.sample を /usr/local/etc/freebsd-update/conf としてコピーします。 必要があれば、編集して下さい。
# cd /usr/ports/security/freebsd-update
# make install clean
# cp /usr/local/etc/freebsd-update.conf.sample /usr/local/etc/freebsd-update.conf

使い方

fetch して install します。
# /usr/local/sbin/freebsd-update fetch
# /usr/local/sbin/freebsd-update install

システムのライブラリをスタティックリンクしてあり、 かつ update されたライブラリを使っている ports がある場合は、 portupgrade -f で再インストールしておきます。

システムのライブラリをダイナミックリンクしてあり、 かつ update されたヘッダファイルを使っている ports がある場合は、 portupgrade -f で再インストールしておきます。

参考ページ


FreeBSD の部屋


Last modified: Wed Apr 20 16:08:19 JST 2011