詳しくは、 付属ドキュメントの日本語訳 を御覧下さい。

qmail の起動

# csh -cf '/var/qmail/rc &'

起ち上がっているかどうかの確認は、syslog を見ます。 /var/log/maillog か /var/log/maillog.*.gz あたりに、

qmail: status: local 0/10 remote 0/20

などの記述があればＯＫです。

ps でも確認しておきましょう。

# ps aux | grep qmail qmails 4718 0.0 0.2 824 468 p2 I 2:06AM 0:00.02 qmail-send qmaill 4719 0.0 0.2 784 464 p2 I 2:06AM 0:00.01 splogger qmail root 4720 0.0 0.2 784 388 p2 I 2:06AM 0:00.00 qmail-lspawn ./Maildir/ qmailr 4721 0.0 0.1 780 368 p2 I 2:06AM 0:00.00 qmail-rspawn qmailq 4722 0.0 0.2 772 396 p2 I 2:06AM 0:00.00 qmail-clean

local の存在するユーザへ

存在するユーザー名( ここでは me )を使って、 local への配送テストをします。

% echo to: me | /var/qmail/bin/qmail-inject

/var/log/maillog qmail: delivery 1: success:

~me/Maildir/new にメールが届いているか、確認します。

local の存在しないユーザへ

存在しないユーザー名を使って、local への配送テストをします。

% echo to: nonexistent | /var/qmail/bin/qmail-inject

/var/log/maillog qmail: delivery 2: failure: ... qmail: delivery 3: msg xxx to local me@domain

delivery 3 は失敗した旨の報告メールのようです。

宛先不明ということで、このメールは MAILER-DAEMON から 送り主に送り返されて来ます。

local から remote への配送テスト

存在するユーザー名を使って、local から remote への 配送テストをします。

% echo to: me@remote | /var/qmail/bin/qmail-inject

/var/log/maillog qmail: delivery 4: success:

remote 側で空メールが届いているかも確認します。

local から postmaster への配送／受取テスト

postmaster への配送／受取テストをします。

% echo to: POSTmaster | /var/qmail/bin/qmail-inject

~alias/Mailbox を見て、今送ったメールが届いていればＯＫです。

Double-bounce テスト

送り主も宛名も存在しない、２重に間違っているメールを送ります。

% /var/qmail/bin/qmail-inject -f nonexistent To: unknownuser Subject: testing This is a test.（ここで、Ctl-d、リターン）

宛名が不明だと送り主に送り返されますが、 その送り主も不明なので、Postmaster に送られます。 ~alias/.qmail-postmaster に設定されたアドレスに 送られているか、確認します。 （設定されてなければ、/var/qmail/alias/Maildir に届きます）

グループメンバーのテスト

% cat > ~me/.qmail-groups |groups >> MYGROUPS; exit 0 % /var/qmail/bin/qmail-inject me-groups < /dev/null % cat ~me/MYGROUPS

.qmail-groups の | は、特定のコマンドを起動してメール本体を 標準入力に与えるものです。 今の場合、コマンド groups によって me の group 名が MYGROUPS に格納されます。