REDUCE

古典的な数式処理ソフト REDUCE が 2009年にオープンソース化されました。 これにより、ソースを拾って来てコンパイルすれば 無料で使うことができます。


ソースの入手

http://sourceforge.net/projects/reduce-algebra/files/ に行きます。緑地のひときわ目立つ場所の下にファイルのリストがありますので、 そこから reduce-algebra-20xxxxxx.tar.bz2 をダウンロードします。 xxxxxx の所には例えば 091021 などのように日付けが入ります。

コンパイルとインストール

拾って来たファイルは tar.bz2 形式のファイルですので、 まずは解凍して展開します。 拾って来たファイルは作業できる適当な場所に置いてあるとします。
% bunzip2 reduce-algebra-20xxxxxx.tar.bz2
% tar xf reduce-algebra-20xxxxxx.tar

次に configure と make をします。
% cd reduce-algebra-20xxxxxx
% ./configure --with-csl
% gmake (make でもいいようです)
これで cslbuild/i386-unknown-freebsdx.x/csl/reduce という実行ファイルができます。

この reduce と、reduce と同じディレクトリにある reduce.img の2つを /usr/local/bin に コピーすればよい、 という記述もネット上にありましたが、 コピーしたあと rehash して reduce で起動しようとすると、 うちでは「Failed to set up fonts」というエラーが出て起動できませんでした。 Makefile.in に make install の処理もあるようなので root になって make install で問題解決するのかも知れませんが、 とりあえずできたディレクトリをそのまま保持して reduce-algebra-20xxxxxx/cslbuild/i386-unknown-freebsdx.x/csl/reduce を実行すると動きます。

余談ですが、昔むかし REDUCE をコマンドラインで使っていたことがありました。 ウィンドウシステムなどない時代のことですので、 入力も黒バックに白文字、出力も黒バックに白文字でしたので、 出力される数式は非常に見にくいものでした。 現在の REDUCE はベキ表示なども綺麗にできていて、隔世の感があります。

その他のやり方

subversion というソフトがインストールできるようでしたら、 それをインストールして svn というコマンドを使うとダウンロード出来ます。 FreeBSD の ports では、devel/subversion あるいは devel/subversion-freebsd にあります。 後者は FreeBSD に関連したソースをダウンロードするときに必要なパッチが当ててあるそうです。

ソースの入手
% svn co http://reduce-algebra.svn.sourceforge.net/svnroot/reduce-algebra reduce-algebra
解凍後、コンパイルするには reduce-algebra/trunk に cd して configure --with-csl; gmake すればいいそうです。 reduce-algebra/trunk/bin/redcsl ができるそうです。 が、試していないのでわかりません。

使い方

起動した画面の右上に「Help」がありますので、 お使いのブラウザを設定したのちにオンラインヘルプをご覧ください。

参考サイト


FreeBSD の部屋


Last modified: Wed Apr 20 15:58:26 JST 2011