APM (Advanced Power Management)

APM とは、電源管理をソフト的にするためのものです。 バッテリーの状態を監視したり、 サスペンド/レジュームができたりするので、 ノートパソコンを使う時には重宝します。 しかし、APM を使うためにはカーネルの再構築をしなければなりません。


カーネルコンフィギュレーションファイルの編集

カーネルコンフィグレーションファイル中の次の1行から "disable" を抜きます。
device apm0 at nexus? disable flags 0x20 # Advanced Power Management
-> device apm0 at nexus? flags 0x20 # Advanced Power Management

保存したら、カーネルを再構築します。

/etc/rc.conf

/etc/rc.conf に、apm を有効にする設定を書き込んでおきます。
apm_enable="YES"
apmd_enable="YES"

この後、再起動します。

apm の使い方

まずは、apm が有効になったかどうか確かめます。 単に apm と打つとバッテリーの様子などが表示されます。
% apm
APM version: 1.2
APM Management: Enabled
....

サスペンドするには、apm -z です。 ただし、operator グループに入っていなければ apm -z は 実行できないので、一般ユーザでサスペンドしたければ /etc/group の operator の行にユーザ名を加えておきます。
operator:*:5:root,(ユーザ名)

レジュームするには、適当なキーを叩けばいいようです。 しばらくすると、「回復したよ」という表示とともに復活します。


FreeBSD の部屋


Apr. 1, 2000