新しいディスクのフォーマット

新しいハードディスクを増設するときには、 そのディスクをフォーマットしなければなりません。


フォーマットの手順(USBなどのドライブ)

USB のハードディスクを FreeBSD で使うには、 newfs コマンドを一発かませばいいようです。 まず、dmesg か何かで接続したハードディスクのデバイス名を調べます。
# dmesg
........
da0: ハードディスクの商品名 ....
da0: 1.000MB/s transfers
da0: xxxxxMB (xxx)
などという記述を探して、 xxxxxMB がハードディスクの容量と合っているかを確認します。 数値は多少ずれますので、大体合っていればいいでしょう。 この場合は da0 ですから、da0 ドライブを newfs します。
# newfs /dev/da0
........
これで UFS フォーマットされました。 FreeBSD 4.x 以前では UFS1, FreeBSD 5.x 以後は UFS2 がデフォルトのようです。 マウントは mount コマンドでします。
# mount /dev/da0 (適当な空ディレクトリ)

ところで、うちのハードディスクは購入時で FAT32 フォーマットだったのですが、 これに newfs をかましても FAT32 でマウントできました。 本当は newfs する前に disklabel をしないといけないとのことなので、 そのせいかも知れませんがよくわかりません。

フォーマットの手順(常時接続のドライブ)

  1. すでにあるハードディスクの内容のバックアップを取ります。

    以下の作業は、間違ったことをすると既存のハードディスクの内容が消滅 するなど 大変危険な作業です。 重要なデータがある場合はバックアップを取っておきます。

  2. ハードディスクドライブを本体に接続します。

    SCSI の場合、SCSI ID 番号にも気をつけて下さい。 既存の SCSI 機器の ID 番号とぶつかっていると認識されません。

  3. 再起動して、新しいハードディスクが認識されていることを確認しま す。

    本体が新しいハードディスクを認識していない場合は、 ハードディスクの電源が付いてるか等チェックして やり直して下さい。 認識していない場合は、先にすすんではいけません。

  4. root で、/stand/sysinstall を起動します。

  5. Configure を選択します。

  6. Fdisk を選択します。

    1. 「A」でディスク全体を FreeBSD で使うように設定します。
      その他の使い方の場合は、手動で設定します。
    2. 「W」で書き込みます。
      ブートディスクでない場合は、ブートマネージャに関しては気にしな くてもよいです。
    3. 「Q」で Fdisk を終了します。

  7. Label を選択します。
    1. 「C」でパーティションを作成します。
      大きさと、FS(File System)か Swap かと、マウントポイントを 聞かれますので設定します。
    2. 「W」で書き込みます。
      このとき、「マウントエラー /dev/da1s1e デバイス、/hogehoge マ ウントポイント + Invalid argument」 などというエラーメッセージ がでた場合、4. root で。。。からやり直します。
    3. 「Q」で Label を終了します。

  8. /stand/sysinstall を終了します。

  9. ファイルシステムをチェックします。

    # fsck /dev/da1s1e
    など。

  10. 起動時に自動的にマウントさせるには、/etc/fstab に 記述を書き込みます。

    /etc/fstab
    /dev/da1s1e /hogehoge ufs rw 2 2
    など。ルートパーティションでなければ、第5、6フィールドは 2でよいようです。


FreeBSD の部屋


Apr. 18, 2001