MO を UFS フォーマットする

od-driver を入れると、 MO が使えるようになります。 そこで、MO メディアにファイルシステムを作って、 リムーバブルハードディスクとして使いましょう。 ファイルシステムは大きく分けて2つです。

ここでは、ディスク全体を UFS フォーマットする方法を紹介しましょう。

注意[2003/06/02]
4.x 系では /dev/da* が SCSI 接続の MO ドライブに対応しており、 標準で(od-driver をインストールしなくても)使えるようです。 ただし、640MB (以上)の MO をフォーマットするには /etc/disktab に 640MB 用の記述(od-driver 付属のものでよいみたい)を 追加しておくとよいようです。640MB と 1300MB の MO 用 /etc/disktab は 次の通りです。
mo640|Generic 3.5in 640MB MO disk:\
       :dt=SCSI:ty=removable:\
       :se#2048:nt#64:ns#32:nc#152:su#310352:\
       :pa#310352:oa#0:ba#8192:fa#2048:ta=4.2BSD:\
       :pb#0:ob#0:tb=swap:\
       :pc#310352:oc#0:

mo1300|Generic 3.5in 1300MB MO disk:\
       :dt=SCSI:ty=removable:\
       :se#2048:nt#64:ns#32:nc#296:su#605846:\
       :pa#605846:oa#0:ba#8192:fa#2048:ta=4.2BSD:\
       :pc#605846:oc#0:
参考:

/etc/disktab の記述

まずは、/etc/disktab に MO のエントリーを書いておきます。 PAO3 を入れた場合は、必要なエントリーがすでに /etc/disktab に 書かれているようです。

必要なエントリーの中身は od-driver-3.3R/disktab.od に書いてあります。 /etc/disktab の中身を確認しいしい足りないものを書き足すというので よいと思いますが、著者の場合は豪快に
# cd /etc
# cp disktab disktab.orig
# cat /somewhere/od-driver-3.3R/disktab.od >> disktab
としてしまいました。

MO の UFS フォーマット

さて、640 MB の MO メディアを UFS (Unix File System) フォーマットするには、次のようにします。
# disklabel -r -w od0 mo640
# newfs /dev/rod0a
これで、UFS フォーマットされた MO が出来上がりです。 適当な場所にマウントしてあげれば、リムーバブルハードディスク として使用できます。
# mount -t ufs /dev/od0 /mnt

まだ試していないフォーマット

まだ実際には成功していないが、od-driver の README.od に書いてある 方法を紹介しておきましょう。もちろん、無保証ですよん。

MS-DOS ファイルシステム

# newfs_msdos /dev/rod0a
でよいそうです。

MO の UFS フォーマット II

UFS フォーマットをするが、 1つのメディアの中でパーティションを切りたい場合は、 最初に
# fdisk -i /dev/rod0
または
# fdisk -u /dev/rod0

このあとは、「MO の UFS フォーマット」と同様です。 しかし、newfs するときは、スライスに対応したデバイス名を使います。
# newfs /dev/rod0s1[a-h]


FreeBSD の部屋


Apr. 1, 2000