X Windows System には、スクリーンショットを撮るためのソフト、 xwd が標準で入っています。

撮る

よく使うと思われるオプションのみ紹介します。 詳しくは man をご覧ください。

• -out (output-file-name)
  出力先のファイルの名前。指定しないと標準出力に出力します。 xwd 形式のファイルなので、拡張子に .xwd と付けておくとよいでしょう。
• -frame
  ウィンドウのフレームも撮る
• -root
  ルートウィンドウ(壁紙)ごと撮る

例えば、次のように起動します。

% xwd -frame -out image.xwd

xwd を起動すると、マウスが「＋」になります。 このマウスでスクリーンショットを撮りたいウィンドウをクリックすると、 xwd 形式のファイルが出力されます。

観る

xwd 形式のファイルを観るには、これも X 標準の xwud を使います。 image.xwd を観るには次のようにします。

% xwud -in image.xwd

スクリーンショットの例

xwd 形式のファイルはそのままでは Web ブラウザで見えませんので、 Web で紹介する場合は ImageMagick 付属の convert などで例えば jpg に変換しておきます。

% convert image.xwd image.jpg

では、xclock のスクリーンショットの例です。

フレームなし	フレームあり