X を起動する

X の起動の仕方と、デフォルトファイルの場所、 さらに個人設定の仕方です。


コマンドラインからの起動

コマンドラインベースの
login:
というプロンプトからログインしたときの X の起動方法は、
% startx
で、デフォルトの設定ファイルは /usr/X11R6/lib/X11/xinit/xinitrc にあります。 ホーム下に .xinitrc を持たないユーザーが startx すると、 このデフォルトの設定が読み込まれ、ウィンドウマネージャーとして twm が起ち上がります。

各ユーザーが自分の好きなように X をカスタマイズするには、 $HOME/.xinitrc というファイルを用意します。 例えば、ウィンドウマネージャーとして afterstep を 使う場合は次のようにします。
% cp /usr/X11R6/lib/X11/xinit/xinitrc $HOME/.xinitrc
$HOME/.xinitrc
# twm &
xterm -geometry 80x50+494+51 &
xterm -geometry 80x20+494-0 &
# exec xterm -geometry 80x66+0+0 -name login
afterstep
xterm ... の行は xterm を起ち上げている行なので、 起動時に何もいらなければコメントアウト(先頭に # を付ける) してOKです。

ちょっとしたテクニック
twm の起動にはバックグラウンドにする & がついていますが、 afterstep の起動は最後でかつ & がついていませんね。 こうすることで、afterstep の右柱一番上をクリックした時に 出てくる真中のアイコンをクリックしただけで ログアウトできるようになります。 afterstep & では、login コンソール上で exit とか しないとログアウトできません。

xdm からの起動

起動方法は、ログインパネルからログインするだけです。 デフォルトの設定ファイルは /usr/X11R6/lib/X11/xdm/Xsession です。

各ユーザーがカスタマイズするためのファイルは、 $HOME/.xsession になります。 内容は $HOME/.xinitrc と同じでよいですが、 実行許可を出しておく必要があります。
% cd
% cp .xinitrc .xsession
% chmod 744 .xsession


FreeBSD の部屋


Apr. 1, 2000