最新の X (XFree86) の情報は、 正式サイト に行くと拾えます。また、インストール手順は Release Notes に書いてありますが、 ここでも簡単に説明します。

最新の X の入手

FreeBSD 3.x-RELEASE 用の X のバイナリは、 XFree86 のホームページ からたどれる ftp サイト・ ftp://ftp.xfree86.org/pub/XFree86/3.3.6/binaries/FreeBSD-3.x/ から入手できます。 この FTP サイト以外にも、ミラーサイトが多数ありますので、 ネットワーク的に近いサイトからダウンロードします。

必要なファイルは次の通りです。

• preinst.sh
• postinst.sh
• extract
• Xbin.tgz
• Xcfg.tgz
• Xdoc.tgz
• Xfnts.tgz
• Xjset.tgz
• Xlib.tgz
• Xman.tgz
• Xset.tgz
• XVG16.tgz
• XSVGA.tgz （自分のマシンに合わせて選ぶ）

XVG16.tgz は自分のマシンが XVG 対応である場合か、 X の設定に XF86Setup （ビジュアルモードでの設定） を使う場合に必要になります。 後者の場合、 xf86config （コマンドラインベースでの X の設定）を 使うのであれば必要ありません。

バックアップ

入れ直した X に不都合が生じた場合を考えて、 バックアップをとっておきます。 X のインストール先は /usr/X11R6 なので、ここのバックアップをとります。

# cd /usr # tar zcf X11R6.tar.gz X11R6

インストール

入手した X のバイナリを適当な作業ディレクトリ (/somewhere)におきます。 すると、インストール手順は次のようになります。

# cd /usr/X11R6 # sh /somewhere/preinst.sh # chmod 755 /somewhere/extract # /tmp/extract /somewhere/X*.tgz # sh /somewhere/postinst.sh

最初の preinst.sh はインストール前のマシンの状況診断手続き、 次の extract は「引き抜く」という意味で ここで実際にインストールします。 最後の postinst.sh はインストール後の後しまつ、 と言った感じです。

終った後は、 XF86Setup などで X の設定をしなおします。