Colloquium

一方向回転性をもつ剛体の安定性解析

森山 慧

4月26日(金) 13時30分

形状主軸と慣性主軸がずれている剛体は、 水平な床上である向きに水平回転させると安定して回るが、 その逆向きに水平回転させると大きく縦揺れして回転が止まり、 その後回転の向きが反転して安定に回るという一方向回転性をもつ。 この性質について、剛体と床との接触点の位置ついての微分方程式の線型安定性を調べることで、論じることができる。
今回は、今までの復習と数値シミュレーションについて話す。