Colloquium

ハミルトン平均場モデルの準定常状態のタイムスケール

荒川 裕太

11月9日(金) 14時00分

ハミルトン平均場モデルは、初期状態から出発し、準定常状態に一旦トラップされて、熱平衡状態へと到達する。 準定常状態にトラップされる時間と系の粒子数の関係は、いくつかの初期条件に関して報告がある。 これらの報告をもとに、準定常状態のタイムスケールについて、特に臨界点付近でのタイムスケール、 高エネルギー領域でのタイムスケール、初期分布のパラメータに対する普遍性が成立するか否かを調べる。