Colloquium

2自由度線形系の古典軌道と量子スペクトルの対応

山脇 拓也

5月1日(金) 13時30分

2次元空間中の粒子が調和振動子ポテンシャルと一様電場と一様磁場を受けて運動しているという系に ついて考える。最も一般的な場合に対して古典系では軌道を、量子系ではスペクトルを求め、 調和振動子ポテンシャル、一様電場、一様磁場を0にする極限を考えたときに、古典軌道や量子スペクトルが 特異な振る舞いを占めることがあり、この特異極限を詳しく分析する。