Phase diagram of out-of-equilibrium phase transition
in a Hamiltonian system

山口義幸

6月15日(金) 13時30分

多粒子系における統計の取り方としては、Maxwell-Boltzmann, Bose-Einstein, Fermi-Dirac の３種類が良く知られているが、これらを分類するともう一つの可能性があることがわかる。Lynden-Bell によって導入された第４の統計の応用として、平均場相互作用するハミルトン系における非平衡相転移の相図を作成する。相図を作成するには、２重積分を含む自己無矛盾方程式を数値的に解いていたが、今回は解析的に相図を求めるための試みを示す。