Colloquim

弱非線形4次元シンプレクティックマップの低次元共鳴島構造の摂動論的記述

後藤 振一郎

12月16日(金) 13時30分

古典ハミルトン系において共鳴島構造は系の相空間大域的カオスと関連し 重要な対象である。 相空間が2次元の場合、共鳴島構造の構造は視覚化される一方、 それ以上の高次元相空間の場合は相空間内でどのような形態で 配位しているかよく分かっていない。
今回は、4次元相空間で定義された弱非線形離散力学系に対し、 特異摂動論を用いて低次元の共鳴島構造の予言を行った。また、 その予言を数値的にも確認した。
以上を報告する。