Colloquim

3次元の変形体における最適回転

近谷英昭

10月14日(金) 13時30分

角運動量をもつ物体は回転するが,逆は正しくない.
実際,アメーバなどの微生物は,外力を受けることなく自らの力で変形を繰り返し, 角運動量が0であるにもかかわらず,結果的に回転することができる.
これらの生物はできるだけエネルギーを使わずに変形を繰り返し, 自らを回転させているに違いない.
そこで,このような生物が変形を繰り返し, 回転することをモデル化することを目標とする.
卒業論文では,簡単のために物体が2次元であると仮定したが, 今回は3次元の物体も扱うことにする.