Geometric setting of entanglement in two-qubit system

薮 義郎

6月3日(金) 13時30分

発表者の目標は、与えられた初期状態を最大エンタングル状態へと 移すような制御を求めることである。しかし、発表者は、 その制御問題に対する十分な回答を知らない。 そこで今回は問題をはっきりする意味で、2qubit系の幾何について のべ、その上で制御問題を定式化する。具体的には次の通り：
(1) 2qubit系のエンタングルメントと分離可能性について述べる。
(2) 2qubit系には、自然にHopfバンドルの構造が入ることを述べる。 また、Hopfバンドルとエンタングルメントとの関係を述べる。
(3) 2qubit系の制御問題をNMR(nuclear magnetic resonance)量子計算の モデルを例にとって定式化する。

参考文献
[1] Peter L\'evay, J. Phys. A: Math. Gen., 37, 1821-1841 (2004).
[2] R. Mosseri and R. Dandoloff, J. Phys. A: Math. Gen., 34, 10243--10252 (2001).
[3] M. Nakahara et al, quant-ph/0411153.


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