Colloquim
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量子計算におけるキュトリット
林 直樹
4月15日(金) 13時30分
古典計算が2値論理で展開されることを反映して,量子計算はキュビット
(2準位粒子モデル)を基礎に展開されている.
しかし,量子計算の実装が可能なステージを迎えるに至り,
情報の表現にキュビットではなくて多準位粒子モデルの使用が検討されている.
すなわち,同時に制御できる量子的な粒子数が十分ではない現状では,
多準位粒子モデルがより多くの情報を表現できる点において優位にあると考えられる.
よって本報告では,多準位粒子モデルとして,
1キュトリット(3準位粒子モデル)状態について
・ポアンカレ球表現
・計算基底状態の結合係数間の位相の観測
の2点について考察する.
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