Colloquim

Controllability of Quantum Systems

大谷 学

12月19日 (金) 13時30分

近年、Lie群上の制御理論の量子系への応用が関心を集めている。 実験の分野においては、量子の状態を制御するのにレーザーや 磁場が用いられている。このような量子系に対して可制御性の 解析を行うことは、いかにして与えられた短い時間で、 特定の回転作用素を実現するかということになる。 今回の発表は、前回に引き続き制御系のSTLCIと呼ばれる 性質に注目し、1,2-qubitのスピン量子系に対して 可制御性の解析を行う。また、n-qubitのスピン量子系が 可制御となるための必要十分条件を与え、系を可制御にする 具体的なコントロールについて考察する。

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