Colloquim

大域結合ハミルトン系における緩和について

山口 義幸

5月10日(金)13時30分

大域結合ハミルトン系は、相転移や、非平衡状態から平衡状態への緩和過程において通常の拡散(分散が時間に比例する)よりも速い異常拡散という現象を起こす、興味深い系である。今回の発表では、主に

(1)異常拡散は非平衡時に起こると言われているが、 平衡時には起こらないのか?

(2)緩和過程において、軌道不安定性解析は有効か?

という疑問について、最近の数値計算の結果を紹介する。

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